医療事務のWeb講座(オンライン講座)を徹底比較【2021年最新版】
コロナ渦で「医療事務講座をWeb(オンライン)で受講したい!」という方は多いでしょう。
そこで、今回は医療事務のWeb講座(オンライン講座)を徹底比較してみました。
各講座の「取得をめざせる資格」「標準学習期間」「受講料」「サポート体制」などを一覧で比較できます。
ぜひ参考にしてみてください!
講座名 | 受講料(税込) | 取得できる資格 |
ヒューマンアカデミー | 82,610円~ |
診療報酬請求事務能力認定試験(医科) 医科2級医療事務実務能力認定試験 2級医療秘書実務能力認定試験 etc. |
たのまな | 38,000円~ |
診療報酬請求事務能力認定試験(医科) 医療事務認定実務者(R) |
フォーサイト | 47,800円~ | 診療報酬請求事務能力認定試験(医科) |
ネバギバ | 83,600円 | 医療事務管理士(医科) |
ソラスト | 73,000円 | 医療事務管理士(医科) |
資格の大原 | 14,200円 ~ | 医療事務(医科)能力検定試験(3級~1級) |
神戸医療事務センター | 48,590円 |
医療保険請求事務者(医科)2級 診療報酬請求事務能力認定試験(医科) |
※ 受講料は2021年4月14日現在です。
ヒューマンアカデミー
コロナ渦を受け、ヒューマンアカデミーの医療事務講座は教室でも自宅でもどちらでも受講できるようになりました!
授業は、専用スタジオからインターネットで生配信されます(オンラインライブ授業)。
オンラインライブ授業は、その場で講師に質問ができ、受講生同士でもコミュニケーションがとれる双方向の参加型オンライン授業です。
※ オンラインライブ授業を自宅で受講するにはインターネットに繋がったパソコンが必要です。
オンラインライブ授業を見逃したり、もう一度復習したい場合は、録画映像を後から視聴することもできます。
オンラインライブ授業は全国29の校舎でも受講することができます。
ヒューマンアカデミーの医療事務講座は、「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」の合格者を多数輩出している点が特長です。
平成28年7月度試験の合格者5.2人に1人(合格者1,339人中258名)がヒューマンアカデミーの受講生だったのだそうです。
サポート体制も充実しています。
受講前は「スタートカウンセラー」が、受講中は「専任プロ講師」、「キャリアカウンセラー」があなたをしっかりサポートします。
そして、受講後は就職部・ジョブカウンセラーとヒューマンリソシア(総合人材サービス会社)が就職・転職をサポートします。
ヒューマンアカデミーの医療事務講座は、複数のコースが用意されているので、目的に合わせてコースを選べるのも特長です。
取得可能な資格 |
診療報酬請求事務能力認定試験(医科) 医科2級医療事務実務能力認定試験 2級医療秘書実務能力認定試験 |
標準学習期間 |
2ヶ月~ |
受講料(税込) |
82,610円 ~ ※ 教材費が別途必要。 |
質問対応 | オンラインライブ授業中に可能。 |
映像教材 | あり |
添削指導 | なし |
スクーリング |
あり ※ 全国29校舎でも受講できます。 |
就職サポート | あり |
講座の特徴 |
● 双方向型のオンラインライブ授業を配信。 ● 「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」の合格者を多数輩出。 ● 手厚い就職サポート。 |
➡ ヒューマンアカデミーのweb講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
たのまな
たのまなの医療事務Web講座は、インターネットにつながるデバイス(パソコン、スマホ、タブレット etc.)があれば、24時間いつでもどこでも学習できます。
主に3コースあり、目的に応じて選ぶことができます。
特に医療事務の最難関試験「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」の合格を目指せるコースを設置している点に注目です。
「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」対策コースは、知識ゼロから合格を目指せるコースもあります。
他の受講生や修了生と交流できるコミュニティサイト「ヒューマンアカデミーコミュニティ」があることも魅力です。
受講修了後は、就職活動もしっかりサポートしてくれます。
たのまなの医療事務Web講座は、以下のような方々におすすめです。
● 最難関の医療事務試験「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」に合格したい!
● スキマ時間を活用して医療事務の学習がしたい!
● 受講生同士で情報交換したい!
取得可能な資格 |
診療報酬請求事務能力認定試験(医科) 医療事務認定実務者 |
標準学習期間 |
3ヶ月 ~ ※ 各コースで受講延長制度があります。 |
受講料(税込) |
38,000円 ~ ※ 教材費込み。 ※ 教育ローンによる分割払い可能。 |
質問対応 | WEB、郵便、FAXで何度でもOK |
映像教材 |
あり |
添削指導 |
あり ※ 各コースにより添削回数は異なる。 |
スクーリング | あり(不定期開催) |
就職サポート | あり |
講座の特徴 |
● グループ会社のヒューマンリソシア(総合人材サービス会社)が就職・転職活動をサポート。 ● 他の受講生や修了生と交流できる「ヒューマンアカデミーコミュニティ」があります。 ● スクーリングあり。 |
フォーサイト
フォーサイトの医療事務Web講座は、インターネットにつながるデバイス(パソコン、スマホ、タブレット etc.)があれば、24時間いつでもどこでも学習できます。
全く初めて医療事務を学ぶ方が最難関の医療事務試験「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」合格をめざせます。
スマホが1台あれば、いつでもどこでも学習できるという利点があります(スマホでテキスト、授業映像の視聴が可能)。
その反面、就職サポートは一切ありませんので、「就職活動は自力で頑張る!」という方や既に医療事務のお仕事に就かれている方におすすめです!
取得可能な資格 | 診療報酬請求事務能力認定試験(医科) |
標準学習期間 |
受講有効期限は直近の本試験前日まで ※ 新型コロナウイルスの影響で試験が中止 or 延期になった場合のサポート延長等の処置あり。 |
受講料(税込) |
47,800円(送料別) ※クレジットカードによる分割払い可 ※ クーポン利用で最大5,000円割引き |
質問対応 |
Eメール ※ 質問は10回まで無料。11回目からは1回につき500円(税別)の料金が必要。 |
映像教材 |
あり WEB(パソコン、スマホ、タブレット etc.)で視聴します。 ※ DVDオプションはDVD教材が付きます。 |
添削指導 | なし |
スクーリング | なし |
就職サポート | なし |
講座の特徴 |
● 「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」対策に特化した講座。 ● 第53回(2020年12月試験)診療報酬請求事務能力認定試験(医科)で全国平均の1.56倍の合格率を達成。 ● 教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座です。 ● フルカラーテキストとプロ講師による映像授業(DVDまたはWebで視聴)で学べる。 |
➡ 2020年12月の合格率は全国平均の1.56倍!診療報酬請求事務能力認定通信講座はフォーサイト!
ネバギバ
ネバギバの医療事務Web講座は、インターネットにつながるデバイス(パソコン、スマホ、タブレット etc.)があれば、24時間いつでもどこでも学習できます。
「挫折させない通信講座」を標榜しており、手厚いサポートをお望みの方におすすめです。
学習計画・学習方法についてはLOCSが、モチベーション維持についてはキャリアナビゲーターが、講座内容の相談は講座マイスターがそれぞれサポートしてくれます。
医療事務のスタンダード資格「医療事務管理士(医科)」の合格を目指すカリキュラムで、受講修了後は就職サポートを受けることができます。
取得可能な資格 | 医療事務管理士(医科) |
標準学習期間 |
5か月 ※ 受講期限は試験実施月の末日まで。7月向けコースなら、7月末日。11月向けコースなら、11月末日。 |
受講料(税込) |
83,600円 ※ ローンによる分割払い可 |
質問対応 | オンライン(講座視聴システム)経由で何度でもOK |
映像教材 |
あり |
添削指導 | あり |
スクーリング | なし |
就職サポート | あり |
講座の特徴 |
● 手厚いサポート体制。 |
資格の大原
資格の大原の医療事務 通信講座は、インターネットにつながるデバイス(パソコン、スマホ、タブレット etc.)があれば、24時間いつでもどこでも学習できます。
5コースに分かれており、目的に合わせて選ぶことができます。
クリニックに就職したい方は「医療事務3級から学ぶ2級合格コース」がおすすめで、
総合病院・大学病院に就職したい方は「医療事務3級から学ぶ1級合格コース」がおすすめです。
医療事務(医科)能力検定試験2級以上の合格者は就職サポートを受けることができます。
取得可能な資格 | 医療事務(医科)能力検定試験(3級~1級) |
標準学習期間 | 1ヶ月 ~ 5ヶ月 |
受講料(税込) |
14,200円 ~ ※ 教材費込み。入学金(6,000円)が別途必要。 ※ 教育ローンによる分割払い可能。 |
質問対応 | 電話(月曜から金曜の11:00~17:00)、Eメール、FAXで何度でもOK |
映像教材 |
あり |
添削指導 |
あり ※ 添削回数はコースにより異なる。 |
スクーリング | なし |
就職サポート | あり |
講座の特徴 |
● 映像教材付きの通信講座(DVDコースとWEBコースがあり)。 ● 目的に合わせて選べる5つのコース。 ● 医療事務(医科)能力検定試験2級以上の合格者は就職サポートあり。 |
ソラスト
ソラストの医療事務Web講座は、インターネットにつながるデバイス(パソコン、スマホ、タブレット etc.)があれば、24時間いつでもどこでも学習できます。
資格取得に必要なスキルと医療現場で求められるスキルを効率的に学習できます。
ソラストは50年以上にわたり医療事務講座を運営している実績があるため、安心して学べます。
メディカルクラーク(医科)、診療報酬請求事務認定試験(医科)と並んで医療事務のメジャー資格「医療事務管理士(医科)」の取得を目指せます。
取得可能な資格 | 医療事務管理士(医科) |
標準学習期間 | 5ヵ月(在籍期間12ヶ月) |
受講料(税込) |
73,000円 |
質問対応 | 電話、Eメール、FAX、郵便で何度でもOK |
映像教材 |
あり |
添削指導 |
あり |
スクーリング | なし |
就職サポート | あり |
講座の特徴 |
● 50年以上にわたり医療事務講座を運営している実績あり。 |
神戸医療事務センター
神戸医療事務センターの医療事務Web講座は、インターネットにつながるパソコンがあれば、24時間いつでもどこでも学習できます。
全国医療関連技能審査機構が主催する「医療保険請求事務者(医科)2級」の資格取得をめざせます。
さらに医療事務資格の最高峰「診療報酬請求事務能力認定試験」にも対応しています。
取得可能な資格 |
医療保険請求事務者(医科)2級 診療報酬請求事務能力認定試験 |
標準学習期間 |
不明 |
受講料(税込) |
48,590円 ※ 教材費込み |
質問対応 | 不明 |
映像教材 | あり |
添削指導 | 不明 |
スクーリング |
なし |
就職サポート | あり |
講座の特徴 |
● Web講座(講義映像をwebで視聴しながら学習)。 ● 医療事務資格の最高峰「診療報酬請求事務能力認定試験」にも対応。 |
➡ 神戸医療事務センターの講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
医療事務管理士とメディカルクラークの違いを徹底解説!
【最終更新日:2021年4月14日】
これから医療事務の資格を取得しようと思っている方の中には「医療事務管理士とメディカルクラークの違いって何だろう?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
どちらも医療事務の資格には間違いはありませんが、2つの資格は微妙に異なっています。
そこで今回は「医療事務管理士とメディカルクラークの違い」について詳しくお伝えします。
※ 医療事務管理士とメディカルクラークは医科と歯科に分かれていますが、医科での比較になります。
医療事務管理士とメディカルクラークの違いとは?
医療事務管理士とメディカルクラークの違いには以下のようなことが挙げられます。-
①主催団体が違う
医療事務管理士は株式会社(民間企業)が認定する資格で
メディカルクラークは一般財団法人(公益性の高い事業を行う団体)が認定する資格です。
②試験の出題形式が違う
医療事務管理士、メディカルクラークともに学科試験と実技試験の2本立ての試験です。
学科試験はどちらの試験も択一式ですが、実技試験は出題形式が少し異なります。
医療事務管理士は外来と入院のレセプト作成(手書き)が1問ずつに加えてレセプト点検(1問)の合計3問が出題されます。
※ 医療事務管理士の試験は「在宅試験」と「インターネット試験」の2通りがあり、インターネット試験は学科試験・実技試験とも択一式の試験です。
一方、メディカルクラークは実技試験Ⅰでは記述式(手書き)の患者接遇に関する問題が2問出題され、実技試験Ⅱでは診療報酬請求事務 明細書点検(手書き)が4問が出題されます。
実技試験Ⅱは、4枚のカルテをもとにそれぞれ作成されたレセプト4枚を突き合わせし、誤りを訂正するという内容です。
③難易度が違う
医療事務管理士の合格率は50~60%程度です。
一方のメディカルクラークは合格率が非公表(試験の主催団体が合格率を公表していない)です(50~60%の合格率と推察される)。
医療事務管理士は実技試験で記述式のレセプト作成問題が2問出題される点からメディカルクラークよりも少し難易度が高いと言えるでしょう。
④受験方法が違う
医療事務管理士の試験は在宅試験(奇数月のみ)とインターネット試験の2通りがあります。
一方、メディカルクラークは在宅試験(毎月)のみの受験形態です。
特に医療事務管理士のインターネット試験は自分が受験したい時に随時受験できるうえに試験結果も受験後すぐに判明することから利便性が高いと言えます。
医療事務管理士 技能認定試験(医科)に関して
医療事務管理士 技能認定試験(医科)は、株式会社技能認定振興協会が年6回(奇数月)実施する試験です。
※ インターネット受験(インターネットに繋がったパソコンを使用)の場合は、随時受験できます。
試験は1974年(昭和49年)から実施(45年以上の歴史)されており、年間受験者数も多く、医療事務資格の中で主要な資格の1つです。
試験に合格することで認定合格証が授与されると共に「医療事務管理士」の称号が与えられます。
合格率は毎回50~60%です。
医療事務管理士は、これから医療事務の職業に就こうとしている方向けの資格です。
【医療事務管理士 技能認定試験(医科)の合格率の推移】
実施年月 | 合格率 |
2020/07 | 70.4% |
2020/05 | 63.1% |
2020/01 | 62.7% |
2019/11 | 51.2% |
2019/09 | 49.8% |
2019/07 | 65.4% |
在宅試験は学科試験(択一式計10問)と実技試験(レセプト点検 1問、レセプト作成 2問:外来・入院 各1問)に分かれており、合計4時間(学科1時間、実技3時間)です。
※ インターネット試験は3時間
※ 試験問題サンプル
平均合格率が50~60%とはいえ、3ヵ月から半年間はみっちり勉強しないと合格は難しいでしょう。
この試験に対応している講座は、ソラスト、資格スクール大栄、ネバギバなどです。
試験対策問題集がソラスト公式サイトで購入可能なので、独学で取得を目指すことも可能です。
【医療事務管理士 技能認定試験(医科)の概要】
資格概要 |
医療事務従事者に必要とされる医療保険制度の知識、治療費の計算や診療報酬明細書の作成などの技能を有するスペシャリストと認められる資格。 |
受験資格 |
特になし |
試験日程 |
在宅受験・・・・・年6回(奇数月の第4土曜日) インターネット試験・・・・・随時 |
試験内容 |
在宅試験 ①実技試験・・・レセプト点検問題 (1問)、レセプト作成 (外来・入院 各1問) ②学科試験・・・筆記(択一式) 10問 インターネット試験 ①実技試験(択一式)60問 ②学科試験(択一式)50問 |
出題範囲 |
■ 学科試験 ① 法規・・・・・医療保険制度・公費負担医療制度等についての知識 ② 保健請求事務・・・・・診療報酬点数の算定・診療報酬明細書の作成・医療用語等の知識 ③ 医学一般・・・・・臓器・生理機能・傷病等についての知識 ■ 実技試験・・・診療報酬明細書を作成するために必要な知識 |
時間 |
在宅試験 4時間 インターネット試験 3時間 |
試験場所 |
在宅試験 在宅受験 インターネット試験 好きな場所で受験可能 |
受験料 |
7,500円(税込) |
合格発表 |
在宅試験 試験実施後1ヵ月以内に文書にて通知。 インターネット試験 結果が受験後にすぐに判明。 |
合格基準 |
在宅試験 ①実技試験・・・・・点検・各作成問題ごとに60%以上の得点をし、且つ、3問の合計で85%以上 ②学科試験・・・・・85点以上 ※ 実技・学科ともに合格基準に達した場合に合格。 インターネット試験 70%以上の得点 |
主催団体 |
㈱技能認定振興協会 (JSMA) 〒101-8638 電話 03-3864-3559 FAX 03-3864-5112 |
備考 |
電卓、点数表、テキスト、ノートなどの参照が可能。 |
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)に関して
医療事務技能審査試験(医科)は、一般財団法人日本医療教育財団が年12回(毎月)実施する試験です。
試験は1974年から実施(45年以上の歴史)されており、医療事務資格としては最大規模の試験です(医療事務資格の中でメジャーな資格の1つ)。
※ 総受験者数163万人、合格者数約92万人以上、年間受験者約1万6,000人
試験に合格することで「メディカルクラーク」の称号が与えられます。
合格率は非公表ですが、毎回50~60%と推察されます。
メディカルクラークは、これから医療事務の職業に就こうとしている方向けの資格です。
この試験に対応している講座は、ニチイ学館です。
【医療事務技能審査試験(医科)の概要】
資格概要 | 医療事務業務に従事する者の知識および技能の程度を審査し、証明することにより、医療事務職の職業能力の向上と、社会的経済地位の向上に資することを目的として実施。 |
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 年12回(毎月) |
試験内容 |
■ 学科・・・・・医療事務知識 筆記(択一式) 25問(60分) ■ 実技 I ・・・・・患者接遇 筆記(記述式) 2問(50分) ■ 実技 II ・・・・・診療報酬請求事務 明細書点検 4問(70分) |
出題範囲 |
■ 学科 ① 医療保険制度 ■ 実技Ⅰ コミュニケーション(医事課患者応対) ■ 実技Ⅱ 診療報酬請求事務・・・医科診療報酬明細書(出来高請求)の点検 |
時間 | 3時間 |
試験場所 | 在宅試験 |
受験料 | 7,700円(税込) |
合格基準 |
実技試験 I ・II および学科試験の各々の得点率が70%以上で合格。 |
主催団体 |
一般財団法人日本医療教育財団 〒101-0064 東京都千代田区猿楽町 2-2-10 TEL:03-3294-6624(代) FAX:03-3294-1787 |
備考 | 試験日があらかじめ決められており、試験日の当日の午前中に試験問題と解答用紙が宅配便で自宅に送られてきます。
受験終了後は、当該試験日の翌日まで(試験日当日または翌日の消印有効)に、同封の返信用封筒に試験問題・解答用紙を封入し、簡易書留等発送記録の残る方法(普通郵便不可)で返送します。 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「医療事務管理士とメディカルクラークの違い」についてお伝えしました。
医療事務管理士とメディカルクラークは微妙な違いがありますが、どちらも歴史と実績があり、医療事務資格の中では主要な資格である点が共通しています。
どちらの資格も「これから医療事務の仕事に就こう!」と考えている方には最適な資格となります。
「どの医療事務資格を取得しようかな?」と迷ったら、医療事務管理士かメディカルクラークどちらかの取得を目指されると良いでしょう。
「レセプト(診療報酬明細書)について詳しく学びたい!」という場合は医療事務管理士がオススメになります(試験勉強の過程で多くのレセプトを手書きで作成するため)。
メディカルクラークの公式テキストと市販のおすすめテキストを徹底紹介!
【最終更新日:2021年4月9日】
独学でメディカルクラークの取得をめざす方の中には「メディカルクラークのテキストについて知りたい!」という方も多いでしょう。
そこで今回はメディカルクラーク(医療事務技能審査試験)に対応したテキストを徹底的にご紹介します。
さらに公式テキストが入手できない方のために代替えとなる市販のおすすめテキストについてもお伝えします。
公式テキスト
実を言いますと、メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)に対応した公式テキストは市販されておりません。
公式テキストはニチイ学館の医療事務講座(通学 or 通信)の受講生が入手できます。
しかし、メルカリやラクマ、ヤフーオークションなどのサイトでニチイ学館の公式テキストが出品されているケースがあります。
ニチイ学館の医療事務講座(通学 or 通信)を受講せず、公式テキストを入手したい方はメルカリやラクマ、ヤフーオークションなどから入手しましょう。
ただし、出品されているテキストが直近の試験に対応しているかを必ず確認するようにしましょう。
古いテキストだと、直近の試験に対応していない可能性があります。
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)の公式テキストは以下の通りです。
テキスト1 |
医療保険制度の基礎知識を広く学びます。 受付窓口で扱う保険証や多くの帳票類などを見ながら、理解を深めていきます。 |
テキスト2 |
患者接遇マナーや職場でのコミュニケーションスキルを学びます。 チェックシートやロールプレイングで着実に技能を身につけます。 |
テキスト3 |
医療費(診療報酬点数)の算定方法を学びます。 初診料や再診料、投薬、検査など、診療行為ごとの点数と算定ルールの技能を習得します。 |
テキスト4 | テキスト1~3で学んだ知識を活用して、コンピュータで作成されたレセプトの点検例題にトライします。 |
基礎ドリル | テキスト1~3にあわせた医療保険制度と点数算定、窓口対応についての問題集。 |
上記のメインテキスト以外にサブテキストとして、スタディブック、医科診療報酬点数表、医療事務ハンドブックがあります。
スタディブック | レセプトの記載方法、点数表など、学習だけでなく仕事の現場でも役立つ内容が記載されています。 |
医科診療報酬点数表 |
「医科診療報酬点数」がすべて掲載されています。 テキストではよく行われる診療行為に絞って学習し、それ以外の点数はこの教材で調べます。 |
医療事務ハンドブック | 身体の構造や専門用語、よく使われる外国語についてまとめられています。 |
市販のおすすめテキスト
ここからは市販のおすすめテキストをご紹介します。
公式テキストが入手できない場合は試験範囲を網羅した市販のテキストで代用するようにしましょう。
下記でご紹介するテキストはあくまでも個人的な見解ですので、参考程度にご覧ください。
保険診療 基本法令テキストブック 医療保険制度の概要と関係法令
出版社 : 社会保険研究所
¥2,540(税込)
公式テキスト・テキスト1の代用テキストです。
保険診療・請求事務に必要な基礎知識を一冊に凝縮した内容です。
出版社:ごきげんビジネス出版
¥2,420(税込)
公式テキスト・テキスト2の代用テキストです。
ケーススタディと演習問題で、医療の現場で必要な知識とマナー・応対の基本がしっかり身につきます。
出版社:医学通信社
¥3,388(税込)
公式テキスト・テキスト3の代用テキストです。
診療報酬点数表の複雑な規定をクリアな一覧表にまとめた画期的・速解マニュアルです。
出版社:医学通信社
¥1,320(税込)
公式テキスト・テキスト3の代用テキストです。
診療報酬の全項目につき,算定・請求の鍵となる重要ポイントを網羅し,全300問に凝縮しています。
出版社:医学通信社
¥4,950(税込)
サブテキストの医科診療報酬点数表の代用です。
¥2,934(税込)
ニチイ学館のWEBサイトで市販されている副教材です。
公式テキスト・テキスト4の代用テキストです。
テキスト3以降に合わせ、項目ごとのレセプト点検練習と外来カルテ症例、入院カルテ症例の点検問題と学習の進度に合わせて構成しています。
¥3,982(税込)
ニチイ学館のWEBサイトで市販されている副教材です。
医療事務技能審査試験の過去問題と予測問題を5回分(実技I(窓口対応)、実技II(レセプト点検)、学科問題)が掲載されています。
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)の学習法
テキスト・問題集を入手したら、学習に移るわけですが、メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)の学習法についてお伝えします。
まずは一通りテキストを1~2回読み、問題集へ移行するのが良いでしょう。
最初に問題集や過去問をざっと見て、出題傾向をつかむのも良いかもしれません。
なお、メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)の独学での学習方法は以下の記事にまとめております。
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)の概要
最後にメディカルクラーク(医療事務技能審査試験)の概要についてお伝えします。
2019年からメディカルクラーク(医療事務技能審査試験)は在宅試験になりました。
資格概要 | 医療事務業務に従事する者の知識および技能の程度を審査し、証明することにより、医療事務職の職業能力の向上と、社会的経済地位の向上に資することを目的として実施。 |
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 年12回(毎月) |
試験内容 |
■ 学科・・・・・医療事務知識 筆記(択一式) 25問(60分) ■ 実技 I ・・・・・患者接遇 筆記(記述式) 2問(50分) ■ 実技 II ・・・・・診療報酬請求事務 明細書点検 4問(70分) |
出題範囲 |
■ 学科 ① 医療保険制度 ■ 実技Ⅰ コミュニケーション(医事課患者応対) ■ 実技Ⅱ 診療報酬請求事務・・・医科診療報酬明細書(出来高請求)の点検 |
時間 | 3時間 |
試験場所 | 在宅試験 |
受験料 | 7,700円(税込) |
合格基準 |
学科試験および実技試験I・IIのすべての得点率が70%に達した時点で合格。 『試験科目免除制度』 3科目すべてを受験したうえで、得点率70%に達した科目は、6ヵ月間に限り受験が免除となります(例:4月度初回3科目受験→11月末日まで有効期間)。 |
主催団体 |
一般財団法人日本医療教育財団 〒101-0064 東京都千代田区猿楽町 2-2-10 TEL:03-3294-6624(代) FAX:03-3294-1787 |
備考 | 試験日があらかじめ決められており、試験日の当日の午前中に試験問題と解答用紙が宅配便で自宅に送られてきます。
受験終了後は、当該試験日の翌日まで(試験日当日または翌日の消印有効)に、同封の返信用封筒に試験問題・解答用紙を封入し、簡易書留等発送記録の残る方法(普通郵便不可)で返送します。 |
医療事務認定実務者とメディカルクラークの違いを徹底解説!
医療事務の資格取得をめざす方の中には「医療事務認定実務者とメディカルクラークの違いって何?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は医療事務認定実務者とメディカルクラークの違いを徹底解説いたします。
ぜひ参考にしてみてください!
医療事務認定実務者とメディカルクラークの違いとは?
「医療事務認定実務者とメディカルクラークの違い」を端的に言うと、以下のような事柄が挙げられます。
①歴史・実績・知名度が違う
②難易度が違う
③出題形式(試験形式)が違う
④出題範囲が違う
⑤受験形式が違う
⑥対応講座が違う
①歴史・実績・知名度が違う
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)は1974年に誕生した資格で45年以上の歴史と実績(総受験者数:163万人以上、合格者数:92万人以上)があります。
そして、メディカルクラークは医療事務管理士、診療報酬請求事務能力認定試験と並んで医療事務の3大メジャー資格に数えられます。
一方、医療事務認定実務者(医療事務認定実務者試験)は2016年に誕生した資格でまだ4年ほどの歴史と実績しかありません。
知名度もメディカルクラークに比べ、大きく劣ると言えるでしょう。
②難易度が違う
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)に比べ、医療事務認定実務者(医療事務認定実務者試験)は難易度が低くなっています(取得しやすい)。
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)の主催団体である一般財団法人 日本医療教育財団は合格率を公表していません。
したがって正確な合格率は分かりませんが、メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)の合格率はおおむね50~60%と思われます。
一方、医療事務認定実務者(医療事務認定実務者試験)はおおむね60%から80%の合格率となっています。
③出題形式(試験形式)が違う
医療事務認定実務者(医療事務認定実務者試験)が全問マークシート形式での出題に対し、メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)は記述式の問題が含まれます。
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)は実技試験 I(患者接遇)、実技試験 II(診療報酬請求事務 明細書点検)、学科試験(医療事務知識)の3本立て(合計3時間)です。
実技試験 I・患者接遇(50分)は、医事課(医療に関する請求事務を扱う部署)での患者応対の問題です。
窓口や電話で患者さんから問い合わせがあった場合などにどのように対応するか、400字程度の文章で答える問題(記述式)が2題出題されます。
実技試験 II・診療報酬請求事務 明細書点検(70分)は、診療報酬明細書の点検問題が全4問出題されます。
診療報酬明細書の点検・補記の方法は、訂正箇所を二重線で抹消し、正しい解答を記入します。また、薬価などは配付される一覧表を使用します。
学科試験・医療事務知識(60分)は択一式で、医療保険制度や公費負担医療制度、診療報酬請求業務などの幅広い分野から全25題出題されます。
一方、医療事務認定実務者(医療事務認定実務者試験)は、学科問題と実技問題の2本立て(合計90分)です。
学科問題は医療事務に関する基礎知識を4択問題(マークシート)として出題されます。
実技問題は診療所(クリニック)での外来症例を想定した診療報酬明細書(レセプト)作成問題1症例を4択問題(マークシート)として出題されます。
④出題範囲が違う
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)の出題範囲は以下の通りです。
■ 学科
1.医療保険制度
2.高齢者医療制度
3.公費負担医療制度
4.介護保険制度
5.医事法規一般
6.医事業務
7.下記のいずれか一つの科目を選択
・診療報酬請求業務
・医学一般
・薬学一般
・診療録
■ 実技Ⅰ
コミュニケーション(医事課患者応対)
■ 実技Ⅱ
診療報酬請求事務・・・医科診療報酬明細書(出来高請求)の点検
一方、医療事務認定実務者(医療事務認定実務者試験)の出題範囲は以下の通りです。
■ 学科
1.接遇とマナーに関する知識
2.医療機関における各種制度に関する知識
3.医療事務業務に関する知識
4.診療報酬請求に関する知識
■ 実技
レセプト作成
⑤受験形式が違う
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)は在宅試験です。
一方、医療事務認定実務者(医療事務認定実務者試験)は在宅試験と会場試験の2通りの受験形式となっています。
⑥対応講座が違う
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)を取得するための講座はニチイ学館(通学&通信)が開講しています。
一方、医療事務認定実務者(医療事務認定実務者試験)を取得するための講座はユーキャン(通信)が開講しています。
なお、医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)、医療事務認定実務者試験(医療事務認定実務者)とも受験資格がありませんので、独学で取得をめざすことも可能です。
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)の概要
資格概要 | 医療事務業務に従事する者の知識および技能の程度を審査し、証明することにより、医療事務職の職業能力の向上と、社会的経済地位の向上に資することを目的として実施。 |
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 年12回(毎月) |
試験内容 |
■ 学科・・・・・医療事務知識 筆記(択一式) 25問(60分) ■ 実技 I ・・・・・患者接遇 筆記(記述式) 2問(50分) ■ 実技 II ・・・・・診療報酬請求事務 明細書点検 4問(70分) |
出題範囲 |
■ 学科 ① 医療保険制度 ■ 実技Ⅰ コミュニケーション(医事課患者応対) ■ 実技Ⅱ 診療報酬請求事務・・・医科診療報酬明細書(出来高請求)の点検 |
時間 | 3時間 |
試験場所 | 在宅試験 |
受験料 | 7,700円(税込) |
合格基準 |
学科試験および実技試験I・IIのすべての得点率が70%に達した時点で合格。 『試験科目免除制度』 3科目すべてを受験したうえで、得点率70%に達した科目は、6ヵ月間に限り受験が免除となります(例:4月度初回3科目受験→11月末日まで有効期間)。 |
主催団体 |
一般財団法人日本医療教育財団 〒101-0064 東京都千代田区猿楽町 2-2-10 TEL:03-3294-6624(代) FAX:03-3294-1787 |
備考 | 試験日があらかじめ決められており、試験日の当日の午前中に試験問題と解答用紙が宅配便で自宅に送られてきます。
受験終了後は、当該試験日の翌日まで(試験日当日または翌日の消印有効)に、同封の返信用封筒に試験問題・解答用紙を封入し、簡易書留等発送記録の残る方法(普通郵便不可)で返送します。 |
医療事務認定実務者(医療事務認定実務者試験)の概要
資格概要 | 医療事務に従事するための実務的で点数改訂に左右されにくい普遍的な要素を問う資格試験です。 |
受験資格 | 特になし |
試験日程 |
■ 会場受験・・・・・実施する認定機関による異なる ■ 在宅受験・・・・・毎月1回(月末の日曜日) |
試験内容 |
■ 学科試験(マークシート)・・・30問 ■ 実技試験(マークシート)・・・外来1症例 |
出題範囲 |
■ 学科試験 ・接遇とマナーに関する知識 ・医療機関における各種制度に関する知識 ・医療事務業務に関する知識 ・診療報酬請求に関する知識 ■ 実技試験 レセプト作成 |
時間 | 90分 |
試験場所 | 会場 or 自宅 |
受験料 | ■一般受験(一般の方):5,000円(税込) ■団体受験(認定機関の通信受講生、および通学受講生の方):4,500円(税込) |
合格基準 |
原則として、学科、実技それぞれ正答率6割以上 ※ 合格率・・・・・60~80 % |
主催団体 |
全国医療福祉教育協会 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-8-10 オークラヤビル4F 電話 03-5925-6548 FAX 03-6692-3431 |
備考 |
どちらの資格を取得すべきか?
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)も医療事務認定実務者(医療事務認定実務者試験)も医療事務を初めて学ぶ方に適した資格であることは共通しています。
では、どちらの資格を取得すべきか?
個人的な意見を言わせていただくと、メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)がオススメです。
2つの資格の違いの箇所でも触れましたが、メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)は医療事務資格の中で歴史・実績があり、知名度も比較的高いです。
それに医療事務管理士、診療報酬請求事務能力認定試験と並んで医療事務の3大メジャー資格とも言える資格です。
一方、医療事務認定実務者はまだ誕生したばかりの資格(2016年~)ですし、知名度もほとんどありません。
どのように資格を取得するか?
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)も医療事務認定実務者試験(医療事務認定実務者)も受験資格がありません。
したがって、両資格とも独学で取得をめざすことができます。
しかし!
ネックとなるのが、テキスト・問題集をどうやって入手するか、です。
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)はニチイのWEBサイトで対策問題集、過去問が販売されていますが、テキストは市販されていません。
一方、医療事務認定実務者試験(医療事務認定実務者)はテキストも問題集も市販されていません。
独学で取得をめざす場合は出題範囲をカバーする市販のテキスト・問題集で代用するか、メルカリやラクマなどのフリマアプリで公式テキスト・問題集を入手するかのいずれかになります。
「より確実に資格を取得したい!」という方は両資格に対応した講座を受講するようにしましょう。
●メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)対応講座 ➡ ニチイ学館
●医療事務認定実務者試験(医療事務認定実務者)対応講座 ➡ ユーキャン
資格スクール大栄で診療報酬請求事務能力認定試験に合格できるのか?
「資格スクール大栄の医療事務講座で診療報酬請求事務能力認定試験に合格できるかな?」という疑問をお持ちの方はいませんか?
そこで今回は、資格スクール大栄の医療事務講座についてリサーチしてみました。
ぜひ参考にしてみてください!
資格スクール大栄で診療報酬請求事務能力認定試験に合格できるか?
結論から申しますと、資格スクール大栄の医療事務講座で「診療報酬請求事務能力認定試験」の合格を目指すことは難しいです。
なぜなら、資格スクール大栄の医療事務講座は、「医療事務管理士」資格の合格をめざす講座だからです。
昨年(2018年)までの講座は、「医療事務管理士」と「診療報酬請求事務能力認定試験」のW取得をめざすカリキュラムでした。
しかし、現在は「医療事務管理士」取得のみを目指すカリキュラムに改められています。
とはいえ、「医療事務管理士」資格の勉強をすることは決して無駄にはなりません。
「医療事務管理士」の勉強では手書きのレセプト作成を徹底的に行うからです。
このことから、資格スクール大栄の医療事務講座は「診療報酬請求事務能力認定試験」にチャレンジする下準備をするには適していると言えます。
➡ 資格スクール大栄の医療事務講座について詳しく知りたい方はこちら
「診療報酬請求事務能力認定試験」と「医療事務管理士」の違いとは?
では、「診療報酬請求事務能力認定試験」と「医療事務管理士」の違いとは何なのでしょうか?
「診療報酬請求事務能力認定試験」と「医療事務管理士」の違いを端的に言うと、
●「診療報酬請求事務能力認定試験」資格は、既に医療事務の職に就いている方がステップアップやキャリアアップのために取得すべき資格
●「医療事務管理士」資格は、これから医療事務の職に就こうと考えている方が取得すべき資格
ということが言えると思います。
ですから、「これから医療事務の職に就こう!」とお考えの方は、まず「医療事務管理士」の学習で医療事務の基礎を習得し、「診療報酬請求事務能力認定試験」にステップアップしていくのが良いでしょう。
なお、「診療報酬請求事務能力認定試験」と「医療事務管理士」の違いは以下の記事でさらに詳しくご紹介しています。
診療報酬請求事務能力認定試験に対応している講座について
診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すのであれば、資格スクール大栄の医療事務講座ではなく、診療報酬請求事務能力認定試験に対応した講座で学びましょう。
2019年11月現在、診療報酬請求事務能力認定試験の対策講座は以下の4校で開講されています。
①ヒューマンアカデミー(通学講座)
②アビバ(通学講座)
③たのまな(通信講座)
④フォーサイト(通信講座)
1つ1つ詳しく見ていきます!
①ヒューマンアカデミー(通学講座)
ヒューマンアカデミーは以下の2コースを設置しています。
受講修了後は就職サポート(求人紹介 etc.)を受けることができます。
医療事務講座(医科)+ 受験対策コース | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 医療事務の基礎を固めて、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せます。 |
受講期間 | 6ヵ月~ |
受講回数 | 180分×35回 / 105時間 |
受講料(税込) |
232,870円(入学金 33,000円、授業料 199,870円) ※ 分割払い可 ※ 別途、テキスト代が必要です。 |
備考 | 教育訓練給付制度対象講座です。 |
診療報酬請求事務能力認定対策講座 | |
特徴 |
学習経験者向け(医療事務の基礎を身につけている方、既に実務に就いている方などが診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 診療報酬請求事務能力認定試験の対策に特化したコースです。 |
受講期間 | 2ヵ月~ |
受講回数 | 180分×10回 / 30時間 |
受講料(税込) |
82,610円(入学金 11,000円、授業料 71,610円) ※ 別途、テキスト代が必要です。 ※ 分割払い可 |
備考 |
➡ ヒューマンアカデミーの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
②アビバ(通学講座)
アビバは、診療報酬請求事務能力認定試験対策に特化した「医療事務 合格パック」コースを設置しています。
なんと、アビバは資格スクール大栄と同じ会社(株式会社リンクアカデミー)が運営しているんです。
アビバの特徴は、校舎の個別ブースで映像授業を聴講しながら学習する、ことです。
決まった日時に通学する必要がなく、自分の都合に合わせて通学できるというメリットがあります。
医療事務 合格パック | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 初心者の方を対象に、医療保険制度・点数算定方法をわかりやすく学び、「学科問題」「レセプト作成問題」を時間内で解答する技術を身につけます。 |
受講期間 | 4ヵ月~ |
受講回数 | 120分 × 35回 / 70時間 |
受講料(税込) | 不明 |
備考 |
➡ アビバの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
③たのまな(通信講座)
たのまなでは、以下の2コースが設置されています。
受講修了後は就職サポート(求人紹介 etc.)を受けることができます。
医療事務+診療報酬請求事務能力認定試験対策セット講座 | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 医療事務の基礎を固めて、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せます。 |
受講期間 | 9ヶ月(最長18ヵ月まで延長可能) |
受講料(税込) |
①DVDコース・・・・・79,400円 ②eラーニングコース・・・・・83,500円 ③DVD+eラーニングコース・・・・・91,700円 ※ 分割払い可 |
添削回数 | 7回 |
備考 | DVDコースは一般教育訓練給付制度の対象講座です(eラーニングコースとDVD+eラーニングコースは対象外)。 |
診療報酬請求事務能力認定対策講座 | |
特徴 |
学習経験者向け(医療事務の基礎を身につけている方、既に実務に就いている方などが診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 診療報酬請求事務能力認定試験の対策に特化したコースです。 |
受講期間 | 3ヶ月(最長6ヵ月まで延長可能) |
受講料(税込) |
①DVDコース・・・・・43,800円 ②eラーニングコース・・・・・47,900円 ③DVD+eラーニングコース・・・・・56,000円 ※ 分割払い可 |
添削 | 1回 |
備考 |
➡ たのまなの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
④フォーサイト(通信講座)
フォーサイトは、診療報酬請求事務能力認定試験対策に特化した講座です。
フルカラーテキストとハイビジョン撮影された映像授業(WEB、DVDで視聴)で学べます。
診療報酬請求事務能力認定試験対策講座 | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 医療事務の基礎を固めて、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せます。 |
受講期間 | 受講有効期限は2020年7月の本試験前日まで |
受講料(税込) |
47,080円(送料別) ※クレジットカードによる分割払い可 ※ クーポン利用で最大5,000円割引き |
添削回数 | なし |
備考 | 一般教育訓練給付制度の対象講座です。 |
➡ フォーサイトの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
独学で診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジすることは可能?
診療報酬請求事務能力認定試験は受験資格が無いので、独学で合格を目指すことも可能です。
しかし、上記の対策講座を受講するよりも多くの時間がかかってしまうかもしれません。
独学で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指してもいいのは以下のような方々です。
●合格まで時間がかかってもいい方
●既に他の医療事務資格を取得して、医療事務の基礎が身についている方
●医療事務の勉強をしたことがある方
●既に医療事務の実務に就いている方
独学で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指す方は以下の記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「資格スクール大栄の医療事務講座で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せるのか?」についてリサーチしてみました。
資格スクール大栄の医療事務講座は、診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジする下準備をするには適していますが、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を勝ち取るには力不足です。
診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジするうのであれば、診療報酬請求事務能力認定試験に対応した講座で学びましょう。
ユーキャンで診療報酬請求事務能力認定試験に合格できるのか?
数あるユーキャンの講座の中でもNO1の人気を誇る医療事務講座。
中には「ユーキャンの医療事務講座で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せるのかな?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は「ユーキャンの医療事務講座で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せるのか?」についてリサーチしてみました。
ぜひ参考にしてみてください!
ユーキャンで診療報酬請求事務能力認定試験に合格できるか?
結論から申しますと、ユーキャンの医療事務講座で「診療報酬請求事務能力認定試験」の合格を目指すことは100%不可能です。
ユーキャンの医療事務講座は、医療事務の基礎を身につけるための講座で、「医療事務認定実務者(R)試験」(合格率:60~80%)の合格を目指します。
「医療事務認定実務者(R)試験」は主に「接遇とマナー、医療機関における各種制度、医療事務業務の流れ、診療報酬に関する知識」が問われ、レセプト作成スキルについてはあまり重要視されていません。
一方、診療報酬請求事務能力認定試験は、医療事務の基礎を身につけたうえで手書きのレセプト作成(外来と入院)が問われるシビアな試験(合格率:約30%)です。
ユーキャンの医療事務講座はあくまでも「医療事務の基礎を身につけるための講座」だとお考えください。
「診療報酬請求事務能力認定試験」と「医療事務認定実務者(R)試験」を比較!
「診療報酬請求事務能力認定試験」とユーキャンの医療事務講座で合格をめざす「医療事務認定実務者(R)試験」を比較してみたいと思います。
こちらを見れば、「ユーキャンの医療事務講座で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すのは無理だなぁ~。」と実感していただけるでしょう。
診療報酬請求事務能力認定試験の概要
資格概要 | 診療報酬請求事務に従事する者の資質の向上を図るため、 公益財団法人日本医療保険事務協会が実施する 全国一斉統一試験。 |
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 毎年2回 (7月と12月の日曜日または祝日) |
試験内容 |
■ 学科試験・・・・・計20問(5者択一式) ■ 実技試験・・・・・診療録(カルテ)から手書き方式で診療報酬明細書(レセプト)を作成する試験。 ※ 外来から1問と入院から1問の計2問 |
出題範囲 |
■ 学科試験 ① 医療保険制度等・公費負担医療制度の概要 ② 保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識 ③ 診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識 ④ 医療用語及び医学・薬学の基礎知識 ⑤ 医療関係法規の基礎知識 ⑥ 介護保険制度の概要 ■ 実技試験 診療報酬請求事務についての実技 |
時間 | 学科試験・実技試験 合計3時間 |
試験場所 | 札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、東京都、横浜市、新潟市、金沢市、静岡市、名古屋市、大阪府、岡山市、広島市、高松市、福岡市、熊本市、那覇市 |
合格基準 |
学科試験:70点以上(100点満点)、実技試験:75点以上(100点満点) ※ 合格基準は問題の難易度により変動します。 |
合格率 | 過去50回の平均合格率30.1% |
医療事務認定実務者(R)試験の概要
資格概要 | 接遇とマナー、医療機関における各種制度、医療事務業務の流れ、診療報酬に関する知識、および診療報酬明細書の作成技能を客観的に判断する試験。 |
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 毎月 |
試験内容 |
■ 学科試験(マークシート)・・・・・計30問(4者択一式) ■ 実技試験(マークシート)・・・・・レセプト作成(外来1症例) ※ 外来から1問と入院から1問の計2問 |
出題範囲 |
■ 学科試験 ①接遇とマナーに関する知識 ②医療機関における各種制度に関する知識 ③医療事務業務に関する知識 ④診療報酬請求に関する知識 ■ 実技試験 レセプト作成 |
時間 | 学科試験・実技試験 合計1時間30分 |
試験場所 | 在宅試験 |
合格基準 | 学科、実技それぞれ正答率6割以上(問題の難易度等により変動) |
合格率 | おおむね60~80% |
診療報酬請求事務能力認定試験に対応している講座について
診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すのであれば、ユーキャンの医療事務講座ではなく、診療報酬請求事務能力認定試験に対応した講座で学びましょう。
2019年11月現在、診療報酬請求事務能力認定試験の対策講座は以下の4校で開講されています。
①ヒューマンアカデミー(通学講座)
②アビバ(通学講座)
③たのまな(通信講座)
④フォーサイト(通信講座)
1つ1つ詳しく見ていきます!
①ヒューマンアカデミー(通学講座)
ヒューマンアカデミーは以下の2コースを設置しています。
受講修了後は就職サポート(求人紹介 etc.)を受けることができます。
医療事務講座(医科)+ 受験対策コース | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 医療事務の基礎を固めて、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せます。 |
受講期間 | 6ヵ月~ |
受講回数 | 180分×35回 / 105時間 |
受講料(税込) |
232,870円(入学金 33,000円、授業料 199,870円) ※ 分割払い可 ※ 別途、テキスト代が必要です。 |
備考 | 教育訓練給付制度対象講座です。 |
診療報酬請求事務能力認定対策講座 | |
特徴 |
学習経験者向け(医療事務の基礎を身につけている方、既に実務に就いている方などが診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 診療報酬請求事務能力認定試験の対策に特化したコースです。 |
受講期間 | 2ヵ月~ |
受講回数 | 180分×10回 / 30時間 |
受講料(税込) |
82,610円(入学金 11,000円、授業料 71,610円) ※ 別途、テキスト代が必要です。 ※ 分割払い可 |
備考 |
➡ ヒューマンアカデミーの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
②アビバ(通学講座)
アビバは、診療報酬請求事務能力認定試験対策に特化した「医療事務 合格パック」コースを設置しています。
アビバの特徴は、校舎の個別ブースで映像授業を聴講しながら学習する、ことです。
決まった日時に通学する必要がなく、自分の都合に合わせて通学できるというメリットがあります。
医療事務 合格パック | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 初心者の方を対象に、医療保険制度・点数算定方法をわかりやすく学び、「学科問題」「レセプト作成問題」を時間内で解答する技術を身につけます。 |
受講期間 | 4ヵ月~ |
受講回数 | 120分 × 35回 / 70時間 |
受講料(税込) | 不明 |
備考 |
➡ アビバの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
③たのまな(通信講座)
たのまなでは、以下の2コースが設置されています。
受講修了後は就職サポート(求人紹介 etc.)を受けることができます。
医療事務+診療報酬請求事務能力認定試験対策セット講座 | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 医療事務の基礎を固めて、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せます。 |
受講期間 | 9ヶ月(最長18ヵ月まで延長可能) |
受講料(税込) |
①DVDコース・・・・・79,400円 ②eラーニングコース・・・・・83,500円 ③DVD+eラーニングコース・・・・・91,700円 ※ 分割払い可 |
添削回数 | 7回 |
備考 | DVDコースは一般教育訓練給付制度の対象講座です(eラーニングコースとDVD+eラーニングコースは対象外)。 |
診療報酬請求事務能力認定対策講座 | |
特徴 |
学習経験者向け(医療事務の基礎を身につけている方、既に実務に就いている方などが診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 診療報酬請求事務能力認定試験の対策に特化したコースです。 |
受講期間 | 3ヶ月(最長6ヵ月まで延長可能) |
受講料(税込) |
①DVDコース・・・・・43,800円 ②eラーニングコース・・・・・47,900円 ③DVD+eラーニングコース・・・・・56,000円 ※ 分割払い可 |
添削 | 1回 |
備考 |
➡ たのまなの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
④フォーサイト(通信講座)
フォーサイトは、診療報酬請求事務能力認定試験対策に特化した講座です。
フルカラーテキストとハイビジョン撮影された映像授業(WEB、DVDで視聴)で学べます。
診療報酬請求事務能力認定試験対策講座 | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 医療事務の基礎を固めて、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せます。 |
受講期間 | 受講有効期限は2020年7月の本試験前日まで |
受講料(税込) |
47,080円(送料別) ※クレジットカードによる分割払い可 ※ クーポン利用で最大5,000円割引き |
添削回数 | なし |
備考 | 一般教育訓練給付制度の対象講座です。 |
➡ フォーサイトの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
独学で診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジすることは可能?
診療報酬請求事務能力認定試験は受験資格が無いので、独学で合格を目指すことも可能です。
しかし、上記の対策講座を受講するよりも多くの時間がかかってしまうかもしれません。
独学で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指してもいいのは以下のような方々です。
●合格まで時間がかかってもいい方
●既に他の医療事務資格を取得して、医療事務の基礎が身についている方
●医療事務の勉強をしたことがある方
●既に医療事務の実務に就いている方
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「ユーキャンの医療事務講座で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せるのか?」についてリサーチしてみました。
ユーキャンの医療事務講座は、医療事務の基礎知識を学ぶための講座で診療報酬請求事務能力認定試験対策に受講するには向いていません。
診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジするうのであれば、診療報酬請求事務能力認定試験に対応した講座で学びましょう。
ソラストは診療報酬請求事務能力認定試験に対応してる?
ソラストは医療事務講座を50年以上も運営している業界のパイオニアです。
診療報酬請求事務能力認定試験の受験をお考えの方の中には「ソラストの医療事務講座は診療報酬請求事務能力認定試験に対応しているのかな?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回はソラストの医療事務講座が診療報酬請求事務能力認定試験に対応しているのかどうかリサーチしてみました。
ソラストの医療事務講座は「医療事務管理士」資格に対応!
結論から申しますと、ソラストの医療事務講座は「診療報酬請求事務能力認定試験」に対応しておりません。
ソラストの医療事務講座は「医療事務管理士」資格に対応しています。
ですから、ソラストの医療事務講座を受講して、診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジするのはちょっと難しいでしょう。
しかし、ソラストの医療事務講座は、“手書きのレセプト作成”を徹底的にトレーニングします。
したがって、診療報酬請求事務能力認定試験の下準備をするには格好の講座と言えるでしょう。
「診療報酬請求事務能力認定試験」と「医療事務管理士」の違いとは?
では、「診療報酬請求事務能力認定試験」と「医療事務管理士」の違いとは何なのでしょうか?
「診療報酬請求事務能力認定試験」と「医療事務管理士」の違いを端的に言うと、
●「診療報酬請求事務能力認定試験」資格は、既に医療事務の職に就いている方がステップアップやキャリアアップのために取得すべき資格
●「医療事務管理士」資格は、これから医療事務の職に就こうと考えている方が取得すべき資格
ということが言えると思います。
ですから、「これから医療事務の職に就こう!」とお考えの方は、まず「医療事務管理士」の学習で医療事務の基礎を習得し、「診療報酬請求事務能力認定試験」にステップアップしていくのが良いでしょう。
なお、「診療報酬請求事務能力認定試験」と「医療事務管理士」の違いについては以下の記事で詳しくご紹介しております。
診療報酬請求事務能力認定試験に対応している講座について
2019年11月現在、診療報酬請求事務能力認定試験の対策講座は以下の4校で開講されています。
①ヒューマンアカデミー(通学講座)
②アビバ(通学講座)
③たのまな(通信講座)
④フォーサイト(通信講座)
1つ1つ詳しく見ていきましょう!
①ヒューマンアカデミー(通学講座)
ヒューマンアカデミーは以下の2コースを設置しています。
受講修了後は就職サポート(求人紹介 etc.)を受けることができます。
医療事務講座(医科)+ 受験対策コース | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 医療事務の基礎を固めて、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せます。 |
受講期間 | 6ヵ月~ |
受講回数 | 180分×35回 / 105時間 |
受講料(税込) |
232,870円(入学金 33,000円、授業料 199,870円) ※ 分割払い可 ※ 別途、テキスト代が必要です。 |
備考 | 教育訓練給付制度対象講座です。 |
診療報酬請求事務能力認定対策講座 | |
特徴 |
学習経験者向け(医療事務の基礎を身につけている方、既に実務に就いている方などが診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 診療報酬請求事務能力認定試験の対策に特化したコースです。 |
受講期間 | 2ヵ月~ |
受講回数 | 180分×10回 / 30時間 |
受講料(税込) |
82,610円(入学金 11,000円、授業料 71,610円) ※ 別途、テキスト代が必要です。 ※ 分割払い可 |
備考 |
➡ ヒューマンアカデミーの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
②アビバ(通学講座)
アビバは、診療報酬請求事務能力認定試験対策に特化した「医療事務 合格パック」コースを設置しています。
アビバの特徴は、校舎の個別ブースで映像授業を聴講しながら学習する、ことです。
決まった日時に通学する必要がなく、自分の都合に合わせて通学できるというメリットがあります。
医療事務 合格パック | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 初心者の方を対象に、医療保険制度・点数算定方法をわかりやすく学び、「学科問題」「レセプト作成問題」を時間内で解答する技術を身につけます。 |
受講期間 | 4ヵ月~ |
受講回数 | 120分 × 35回 / 70時間 |
受講料(税込) | 不明 |
備考 |
➡ アビバの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
③たのまな(通信講座)
たのまなでは、以下の2コースが設置されています。
受講修了後は就職サポート(求人紹介 etc.)を受けることができます。
医療事務+診療報酬請求事務能力認定試験対策セット講座 | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 医療事務の基礎を固めて、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せます。 |
受講期間 | 9ヶ月(最長18ヵ月まで延長可能) |
受講料(税込) |
①DVDコース・・・・・79,400円 ②eラーニングコース・・・・・83,500円 ③DVD+eラーニングコース・・・・・91,700円 ※ 分割払い可 |
添削回数 | 7回 |
備考 | DVDコースは一般教育訓練給付制度の対象講座です(eラーニングコースとDVD+eラーニングコースは対象外)。 |
診療報酬請求事務能力認定対策講座 | |
特徴 |
学習経験者向け(医療事務の基礎を身につけている方、既に実務に就いている方などが診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 診療報酬請求事務能力認定試験の対策に特化したコースです。 |
受講期間 | 3ヶ月(最長6ヵ月まで延長可能) |
受講料(税込) |
①DVDコース・・・・・43,800円 ②eラーニングコース・・・・・47,900円 ③DVD+eラーニングコース・・・・・56,000円 ※ 分割払い可 |
添削 | 1回 |
備考 |
➡ たのまなの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
④フォーサイト(通信講座)
フォーサイトは、診療報酬請求事務能力認定試験対策に特化した講座です。
フルカラーテキストとハイビジョン撮影された映像授業(WEB、DVDで視聴)で学べます。
診療報酬請求事務能力認定試験対策講座 | |
特徴 |
初学者向けコース(初めて医療事務を学ぶ方が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すコース) 医療事務の基礎を固めて、診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せます。 |
受講期間 | 受講有効期限は2020年7月の本試験前日まで |
受講料(税込) |
47,080円(送料別) ※クレジットカードによる分割払い可 ※ クーポン利用で最大5,000円割引き |
添削回数 | なし |
備考 | 一般教育訓練給付制度の対象講座です。 |
➡ フォーサイトの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
独学で診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジすることは可能?
診療報酬請求事務能力認定試験は受験資格が無いので、独学で合格を目指すことも可能です。
しかし、上記の対策講座を受講するよりも多くの時間がかかってしまうかもしれません。
独学で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指してもいいのは以下のような方々です。
●合格まで時間がかかってもいい方
●既に他の医療事務資格を取得して、医療事務の基礎が身についている方
●医療事務の勉強をしたことがある方
●既に医療事務の実務に就いている方
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「ソラストの医療事務講座は診療報酬請求事務能力認定試験に対応してる?」かについてお伝えしました。
ソラストの医療事務講座は、「医療事務管理士」資格に対応しており、診療報酬請求事務能力認定試験には対応しておりません。
しかし、診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジするうえで基礎を固めるには適した講座だということが言えます。