医療事務の資格を取って就職しよう!

「医療事務の資格を取って就職したい!」と考えている方のための情報ブログです。

医療事務資格の種類と初心者が取得すべき資格

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「医療事務の資格は種類が多すぎて、何を取得すればいいか分からない。」とお悩みではないでしょうか?

 

医療事務の資格には国家資格が無いので、様々な民間団体や医療事務関連の教育機関などが独自に試験を実施・運営して、認定しているのが現状です。

 

ですから、中には取得してもあまり意味がない資格も含まれています。

 

そこで今回は、「これから医療事務の資格を取って、就職に役立てたい!」とお考えの方のために医療事務資格の種類や初心者の方が取得すべき資格についてお伝えしたいと思います。

 

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医療事務の資格とは

 

 医師や看護師の資格は国家資格ですが、医療事務の資格は国家資格ではありません。

 

そのため、医療事務の仕事を始めるにあたって、必ずしも医療事務の資格が必要な訳ではありません。

 

ですが、採用試験や面接では、資格を持っていることが有利に働くことがあります。

 

実際、医療事務の仕事を始めた時には資格を持っていなくても、仕事に就いてから通信講座や通学講座で資格取得を目指す方も多いと言います。

 

これは、資格を持っている方には一定の評価がなされるからでしょう。

 

資格を持っている方には資格手当が支給される場合もあるようです。

 

また、資格を取得することで体系的な知識とスキルが身につき、仕事に生かされるという一面もあります。

 

医療事務資格の種類

 

 医療事務の資格は民間企業、医療事務関連の教育機関などが独自に試験を実施・運営して、認定している民間資格です。

 

その数は30種類以上、代表的なものだけでも10種類近くあります。

 

これらの資格は、医科・歯科・調剤・介護に大きく分けられますが、その他にも医療秘書やレセプトコンピューター(レセコン)、診療情報管理士などがあります。

 

これは、医療事務の仕事がレセプト業務はもちろん、受付などの窓口業務から医療秘書や入力業務まで、とても幅広い業務が含まれているからです。

 

それに加え、事務の電子化や規模の大きな病院では分業制などによって業務がさらに細分化され、専門分野に特化する傾向があるからです。

 

また、医療事務職員として働く場所にも、病院、診療所、歯科医院、調剤薬局介護施設といった医療機関があります。

 

その他にも医療事務職員の派遣会社やレセコンのインストラクターといった、より専門的な仕事も増えていることもあります。

 

目指す職場に合わせた資格を取得しよう!

 

 医療事務の資格はバリエーションが豊富です。

 

したがって、歯科医院には歯科の医療事務に関する資格があり、目標とする職場によってどの資格がふさわしいかも変わってきます。

 

それぞれの資格の性質や特徴をしっかり調べて、あなたの目的に合った資格を取得するようにしましょう。

 

まだ絞り切れていないという場合は、代表的な医科の資格を選ぶのも1つの方法です。

 

また、それぞれの資格の中でも受験者が多いなど、より広く知られている資格試験にチャレンジすると良いでしょう。

 

いずれにせよ、まずは、医療事務の業務を全体的に網羅するような標準的・基礎的なタイプの資格を目指しましょう。

 

そして、その後、ステップアップに役立つような、特定分野に特化した資格取得を目指すのが良いでしょう。

 

例えば、医科の医療事務の資格を取得 ⇒ レセプトコンピューター(レセコン)に特化した資格を取得 といった感じです。

 

目的に応じて取得したい医療事務の資格

 

 これから医療事務の資格を取って、医療事務職員として働きたいと考えている方におすすめの資格をご紹介します。

 

いずれも代表的な資格ばかりですので、「どの資格を取得したらいい?」と迷ったら、この中から選べば、間違いないでしょう。

 

病院やクリニックで働きたい方向けの資格

 

 ● 診療報酬請求事務能力認定試験(医科)

 

医療事務の資格の中では最も難易度が高く(過去45回の平均合格率 29.9%)、医療機関からの評価も高い資格です。

 

メディカルクラーク(医療事務技能審査試験 医科)

 

約40年(昭和49年~)の歴史を持つ、年間受験者2万人以上の最大規模の全国統一試験です。

 

合格率は、67.2%(2014年度)とそれほど難易度が高い試験ではありません。

 

医療事務管理士(医療事務管理士 技能認定試験 医科)

 

40年以上の歴史(昭和49年~)を持ち、年間の受験者も多い資格試験です。

合格率は、50%程度です。

 

調剤薬局で働きたい方向けの資格

 

 ● 調剤事務管理士 (調剤事務管理士 技能認定試験)

 

保険調剤薬局の受付けや会計、レセプト業務などを担当する事務スタッフのスキルを証明する資格で合格率は約60%です。

 

調剤報酬請求事務専門士(調剤報酬請求事務専門士 検定試験)

 

1級から3級まであり、調剤報酬のエキスパートとして薬剤師をアシストし、保険薬局の円滑な運営に貢献しうる人材であることを証明する資格です。

 

2年に1度の更新制度(有料)を導入しています。

 

歯科医院で働きたい方向けの資格

 

 ● メディカルクラーク (歯科) (医療事務技能審査試験 歯科)

 

40年以上の歴史(昭和49年~)を持つ資格試験です。

 

平均合格率は59.6%(平成24年7月~平成25年3月)です。

 

診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)

 

診療報酬請求事務を正しく行うのに必要な能力を認定する試験です。

 

平均合格率は38.3%(平成28年2月現在)です。

 

医療事務管理士 (歯科) (医療事務管理士 技能認定試験 歯科)

 

40年以上の歴史(昭和49年~)を持つ資格試験です。試験の合格率は約50%です。

 

介護事業所で働きたい方向けの資格

 

ケアクラーク(ケアクラーク技能認定試験)

 

介護報酬請求事務業務はもとよりコミュニケーションや社会福祉、介護技術など、介護事務職として求められる知識と技能を備えていることを証明する資格です。

 

介護事務管理士(介護事務管理士 技能認定試験)

 

介護保険制度の仕組みを理解し、正確に介護報酬を算定し、介護スタッフをサポートするなど、介護サービス提供機関にとって必要となるスキルを証明する資格です。

 

まとめ

 

 いかがでしたでしょうか。

 

今回は、「医療事務資格の種類と初心者が取得すべき資格」についてお伝えしました。

 

医療事務の資格は本当にたくさんの種類があって、初めて資格を取得しようとする方は迷ってしまうと思います。

 

今回ご紹介した資格はどれも知名度が高く、取得して損のない資格ばかりです。

 

ぜひ参考にしてみてください。

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