「医療事務資格は意味ない!」は本当か?その真相にズバリ迫る!
「医療事務資格を取得して就職に役立てたいけど、医療事務の資格は意味がないと言われるし・・・」とお悩みではないですか?
確かに医療事務の仕事は医師や看護師と違って、資格が無ければ就くことができない仕事ではありません。
そのため、「意味がない!」と言われることも多いです。
ですが、医療事務の資格は本当に意味がない資格なのでしょうか?
今回は、「医療事務資格は意味がないのか?」についてお伝えします。
医療事務の資格とは
医療事務には多くの資格がありますが、どれも民間団体や医療事務講座を開講する学校等が認定する民間資格です。
国家資格は1つもありません。
ですから、「この資格を取得してさえいれば、就職は確実!」と呼べるような資格は存在しないんです。
難関の国家資格である弁護士や公認会計士の取得者でも就職にあぶれる時代です。
「医療事務資格を取得すれば、すぐに就職できる。万事OK!」とは思わない方が良いです。
医療事務の資格取得は「就職活動を有利に進める」ためというより、「医療事務の仕事に就く基礎の基礎を身につける」ためと考えるのが良いでしょう。
なぜ、「医療事務資格は意味がない!」と言われるのか?
「医療事務資格は意味がない!」と言われるのには主に3つの理由があると思います。
①全て民間資格だから
先に述べた通り、医療事務の資格は全て民間資格だから、です。
医療事務は医師や看護師のようにその資格が無ければ、仕事に就くことができないという仕事ではありません。
「資格が無くても就ける仕事なんだから、意味ないでしょ!」というのがその理由の1つです。
②資格取得者の認識違い
医療事務の講座を開講している学校(通学 or 通信)や資格主催団体のホームページには、
・就職に強い一生ものの資格
・働き方もライフスタイルに合わせて選びやすい
・結婚・出産後の保険に
といった魅力的な言葉が並んでいます。
ところが!
実際は、資格を取得したから就職しやすいということは決してなく、宣伝文句と現実が大きく違うことに資格取得者が「騙された。資格取得は意味ない!」と考えるところからきていると思います。
これは、美辞麗句を並び立てる資格学校や資格主催団体にも責任がありますが、それを鵜呑みにしてしまった資格取得者にも原因があると思います。
最短1~2ヵ月で取得できる資格に絶対的な優位性があるのか、医療事務だから特別働きやすいのか、ということは調べればすぐに分かることです。
③一部の医療機関では資格取得者を必要としていないから
一部の医療機関では資格取得を求めていない場合があります。
これは、「0から教育する体制が整っているから」、「教える手間は資格取得者でも一緒だから」、「前職の経験を買っているから」など、様々な理由があると思います。
このような医療機関では、「医療事務資格は意味がない!」と考えるでしょう。
医療事務資格は本当に意味がないのか?
では、本当に医療事務資格は意味がないのでしょうか?
個人的には「意味がある!」と考えます。
「意味がある!」と考える理由は以下の4つです。
①医療事務の基礎の基礎が身につく
医療事務の仕事は大変奥が深い仕事だと言われます。
10年経験した方でも「こんな算定方法があったんだ。」という新たな発見が日々あるそうです。
医療事務の資格を取得することで医療事務の基礎の基礎を身につけることができます。
②資格取得者しか応募できない求人がある
資格の有無を問わない医療機関もある中、資格取得が必須の医療機関があります。
魅力的な求人を見つけても、その求人の応募条件が「要医療事務資格」であれば、資格を取得していない方は応募することができません。
③本気度が伝わる
医療事務の採用試験に臨む際に「医療事務の仕事に就きたいから資格を取った!」というアピールになります。
本気で医療事務の仕事に就きたいのに医療事務の勉強をしていない、資格を取っていないというのはいささか不自然な気がします。
就職に絶対的に有利に働くことはありませんが、本気で医療事務を目指すのであれば、資格を取得するべきでしょう。
④資格手当が付く場合がある
医療機関の中には資格取得者に資格手当を支給しているところもあると言います。
資格手当を付与している医療機関は資格の有用性を認めているのでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「医療事務資格は意味がないのか?」についてお伝えしました。
結局は、資格を意味があるものにするか、意味がないものにするかは自分次第だと思います。
世間の声に惑わされることなく、ご自身で賢明な判断をするようにしてください。