誰も書かなかった「日本医療事務協会の資格の秘密」とは?
【最終更新日:2018年2月2日】
日本医療事務協会の医療事務講座の受講をお考えの方の中には「日本医療事務協会で取得できる資格って何だろう?」という方もいらっしゃるでしょう。
実は日本医療事務協会で取得できる医療事務の資格は他の医療事務資格とは決定的に異なる特徴があります。
そこで今回は、「日本医療事務協会の資格の秘密」についてお伝えしたいと思います。
日本医療事務協会とは
日本医療事務協会(JMCA)とは、株式会社日本教育クリエイトが運営する医療事務スタッフ養成の学校です。
協会と聞くと、「何か公益性が高い団体なのかな?」と思ってしまいますが、日本医療事務協会は民間の株式会社が設立した学校なんです。
運営母体の株式会社日本教育クリエイトは、医療事務講座の運営以外に病院への医療事務スタッフの人材派遣・紹介・委託業務なども行っています。
ですから、日本医療事務協会の医療事務講座を修了した方は医療事務の就業先の紹介を受けられるわけですね。
日本医療事務協会で取得できる医療事務の資格は?
日本医療事務協会が実施する医療事務の資格試験が「医療事務検定試験」です。
試験自体は受験資格がありませんので、どなたでも受験できます。
試験に合格すること得られる称号(「~クラーク」、「~士」etc.)は特にありません。
この「医療事務検定試験」は他の医療事務の資格試験とは決定的に異なる特徴を持っています。
それは、実技試験にレセプト(診療報酬明細書)にまつわる問題が出題されないことです。
医療事務の資格試験と言えば、学科試験で医療事務に必要な知識(医療保険制度 etc.)の問題が出題され、実技試験でレセプト作成またはレセプト点検の問題が出題されるケースが大半です。
ですが、日本医療事務協会の「医療事務検定試験」では実技試験で会計(窓口での患者の自己負担分の費用の徴収)に関する問題が出題されます。
この点が平均合格率 88.1 %(平成28年度)という高い合格率に繋がっていると思われます。
つまり、難易度が低いんです。
「医療事務検定試験」の実技試験でレセプトにまつわる問題が出題されない理由は、『未経験からの就業で、いきなり要職のレセプト業務を任されることは無い』という考えからだと思います。
未経験からの就業ではまず、受付や会計などを任されることが多いです。
ですから、受付や会計で必要とされる知識やスキルが出題されるのでしょう。
日本医療事務協会の「医療事務検定試験」資格の取得を目指すのであれば、その点を踏まえておく必要があります。
医療事務検定試験の概要
資格概要 | 医療事務全般の基本的な知識と技術を有しているかを審査する試験。 |
受験資格 |
特になし 医療事務の基本的な算定知識を有する方であれば、どなたでも受験可能。 |
試験日程 | 毎月第4日曜日 |
試験内容 |
■ 学科試験・・・正誤問題 20問、文章問題 5問(穴埋め形式) ■ 実技試験・・・会計欄作成 計2問(外来、入院各1問) |
試験時間 | 2時間 |
試験場所 |
全国各地 (開催日により異なる。) ※ 再試験の場合は在宅試験 |
受験料 | 7,560 円 (税込) |
合格発表 |
試験日の約 2週間後に郵送で通知 ※ 合格基準は非公表 |
主催団体 |
日本医療事務協会 東京都新宿区西新宿 1-23-7 新宿ファーストウエスト7F 電話 03-3349-6011 E-Mail:info@japanmc.jp |
備考 | 会場受験・自宅受験いずれも、教材・資料の持ち込み・閲覧可。 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「誰も書かなかった!日本医療事務協会の資格の秘密とは?」についてお伝えしました。
多くの医療事務の資格試験では「レセプト」が大きなウェートを占めています。
ですが、日本医療事務協会の資格試験ではレセプトに関する出題はありません。
そのため、難易度は低く、取得しやすい医療事務資格と言えるでしょう。
日本医療事務協会の医療事務講座(通学)では、「医療事務検定試験」資格を最短8日間の通学で取得可能です。
興味のある方は下記の記事をご覧ください!