要チェック!医療事務のメリット・デメリット総ざらい
どんな仕事にもメリットとデメリットがあります。
例えば、プロ野球選手なら、メリットは「成功すれば高給を稼ぐことができる」こと。デメリットは「結果を出さなければ、すぐにクビを宣告される」こと。
同じように医療事務にもメリットとデメリットがあります。
今回は、医療事務の仕事に興味をお持ちの方に向けて「医療事務のメリットとデメリット」をお伝えしたいと思います。
医療事務のメリット
まずはメリットからです。医療事務として働くうえで下記のようなメリットがあります。
メリット① 人の役に立てる
チーム医療の一員として人のお役に立てることを実感できます。
医師・看護師・薬剤師などのように医療行為はできませんが、医療事務スタッフも医療機関の中で大変重要な役割を果たしています。
というのも、医療スタッフが医療行為に専念できるように裏方仕事を一手に引き受けるのが医療事務スタッフだからです。
受付、会計、診療報酬請求業務、カルテ管理、外来クラーク、病棟クラーク、医療秘書など、どれ1つが欠けても、医療機関は正常に機能しません。
間接的ではありますが、医療事務スタッフも立派に医療に貢献していると言えるでしょう。
メリット② 求人数が多い
正社員・派遣・パートなど働き方にこだわりがないのであれば、求人数は多いと言えます。
経験とスキルがあれば、日本全国どこでも職場を見つけることが可能です。
メリット③ 経験があれば、いくつになっても働ける
石の上にも3年。
医療事務を3年程度経験すると、一通りの仕事ができるようになります。
そうすると、病院や薬局、クリニックだけでなく保険者や審査支払機関、医療事務講座の講師など、選べる職種もぐっと増え、条件も良くなっていきます。
他の事務系職種と違い、若さより経験が優先されるので経験さえ積めば、年齢を重ねても長く勤めることができます。
メリット④ 医学的知識が得られる
病気や薬に詳しくなるので、自分が病気になった時、治療方法が分かる場合があります。
また、子育て中の方はお子さんが病気になった時、医療事務で得た知識がいろいろ役に立ちます。
メリット⑤ 安定している
医療機関は潰れることが少ないので、安定していると言えます。
また、経験とスキルが上がれば、仮に勤務先の医療機関が潰れても新しい職場を見つけるのは難しくないでしょう。
「基本給はあまり高くないですが、毎年ボーナスがしっかり出るので職業的には安定していると思います。」という方もいらっしゃいます。
医療事務のデメリット
メリットがあれば、デメリットもあるということでここからは医療事務のデメリットをご紹介していきます。
デメリット① 勉強が大変
診療報酬請求に医療保険の知識が必要になりますが、この医療保険制度が変わることもあります。
それに診療報酬は2年ごとに改正されるため、新点数を覚えなければなりません。
また、新しい薬剤を使用する場合も、薬効などを覚えなければなりません。
医療事務は勉強することがたくさんあります。
ですが、勉強が苦にならない人はデメリットにはならないかもしれません。
デメリット② 人が休んでいる時に休めない
レセプト業務に携わっている医療事務スタッフは月末月初が大変忙しくなります。
そのため、残業が深夜に及ぶ場合があります。
レセプト業務は正月であろうが、ゴールデンウィークであろうが関係ありませんので、年末・年始、ゴールデンウィークにゆっくり休むことができません。
デメリット③ 下に見られることがある
医療機関で働く方々は医師・看護師・薬剤師・放射線技師等、ほとんどが有資格者です。
そのため、学歴も資格も必要がない医療事務スタッフは下に見られることがあります。
デメリット④ 給料が安い
一般的に医療事務スタッフの給料は高給とは言えません。
「仕事内容と賃金が釣り合ってないなぁ~。」と感じる方も多いようです。
デメリット⑤ 病気をもらうことがある
職場の性質上、患者さんから病気を移されてしまうことがあります。
インフルエンザが流行している時などは患者さんから移されてしまうことがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「医療事務のメリットとデメリット」をお伝えしました。
「医療事務になりたい!」と思ったでしょうか?それとも、「医療事務はやめておこう!」と思ったでしょうか?
どんな仕事にもメリットとデメリットがあります。
デメリットよりもメリットの方が上回るのであれば、医療事務の仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?