診療報酬請求事務能力認定試験のおすすめテキスト・独学で合格を目指す方必見!
【最終更新日:2019年11月27日】
「診療報酬請求事務能力認定試験に独学でチャレンジしたいけど、どのテキストで学んだらいいのかな?」とお悩みではないですか?
そこで、今回は独学で診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジする方におすすめのテキストをご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
➡ 学習経験者・医療事務の実務に就いている方におすすめのテキストはこちら!
初学者の方におすすめのテキスト
「全く医療事務を学んだことがない方」「医療事務の実務に就いたことがない方」がいきなり診療報酬請求事務能力認定試験のテキスト・問題集に取り組むのには無理があります。
それは、足し算・引き算を知らない小学生がいきなり掛け算にチャレンジするようなもの。
なぜなら、診療報酬請求事務能力認定試験のテキスト・問題集は、「ある程度、医療事務や診療報酬算定の知識がある」読者を想定して作られているからです。
診療報酬請求事務能認定試験では、基礎知識として医療事務の専門用語・法規・点数表の解釈が求められます。
そのため、初学者がいきなり診療報酬請求事務能力認定試験のテキスト・問題集に取り掛かると、“ちんぷんかんぷん”で早々に挫折することになりかねません。
そこで、初学者の方はまず、医療事務の基礎の基礎を勉強するところから始めましょう。
医療事務の基礎の基礎を身につけるうえで有効なのが、診療報酬請求事務能力認定試験よりも難易度が低い医療事務資格の勉強をすること。
おすすめの資格は、「医科2級医療事務実務能力認定試験」です。
※ 「医科2級医療事務実務能力認定試験」について詳しく知りたい方はこちら
この資格をおすすめする理由としては
①難易度が低い(合格率が60~80%)
②診療報酬請求事務能力認定試験と同様に実技試験で手書きのレセプト作成(外来・入院)が課される
③試験対策用のテキスト・問題集が容易に入手できる
の3点が挙げられます。
「医科2級医療事務実務能力認定試験」は、試験の実施団体(全国医療福祉教育協会)から公式テキストと推奨書籍が紹介されていますので、ご紹介しておきます。
【公式テキスト】
初級者のための医療事務BASIC問題集(医学通信社) 2,200円(税込)
【推奨書籍】
診療点数早見表(医学通信社)4,950円(税込)
レセプト作成テキストブック(社会保険研究所)3,740円(税込)
保険診療基本法令テキストブック(社会保険研究所)2,310円(税込)
図解 からだのしくみ大全(永岡書店)1,650円(税込)
「いやいや診療報酬請求事務能力認定試験の勉強をする前に別の資格試験の勉強なんて出来ないよ!」という方は、以下のテキストをまず始めに勉強しましょう!
386ページ、2,640円(税込)
「診療報酬の仕組みが、分かりやすい文章と図解でとてもよく分かる!」と評判の書です。
初学者が医療や保険診療のしくみを理解するのに適していると言えるでしょう。
初学者の方は、最低限このテキストを学習してから診療報酬請求事務能力認定試験対策用のテキスト・問題集に進みましょう!
学習経験者・医療事務の実務に就いている方におすすめのテキスト
ここからは
●医療事務の基礎が身についている方
●医療事務の勉強をしたことがある方
●他の医療事務資格を既に取得している方
●既に医療事務の実務に就いている方
などにおすすめのテキストをご紹介していきます。
基礎知識として医療事務の専門用語・法規・点数表の解釈がある程度分かる方はここからスタートしてもOKです。
診療点数早見表(医学通信社)
1740ページ、4,950円
診療報酬請求事務能力認定試験を受験するためには必携の1冊。
学科試験の大半はこの本を調べることで答えを導き出す作業ですし、実技試験でも活躍します。
毎年新たな情報を加えて刊行されていますので、試験を受ける時点で必要な情報が掲載されたものを入手するようにしましょう。
診療報酬・完全攻略マニュアル(医学通信社)
451ページ、3,080円(税込)
「実技(手書きレセプト)を初めて作る時はこれが分かりやすかったです!」と評判の書。
診療報酬請求事務能力認定試験の実技試験では外来と入院の手書きレセプト作成が課されます。
そこで、手書きレセプトの作成方法をこの本でじっくり学びましょう。
知らないキーワードが数多く登場し、挫折しかけるかもしれませんが、とにかく最初から最後まで読み込んでいきましょう。
診療報酬請求事務の基礎中の基礎がここに書かれてます。
診療報酬・完全マスタードリル(医学通信社)
131ページ、1,320円(税込)
こちらは上記の「診療報酬・完全攻略マニュアル」(医学通信社)に取り組む時間がない方向けのテキストです。
本のタイトルの前に「初級者のための」と銘打っているため、初学者やレセプト実務が未経験の方向けです。
各診療料ごとに1学科問題、2点数算定問題。3レセプト記載問題、4レセプト完成問題の4階層で構成されています。
知識とノウハウが段階的かつ着実にマスターでき、1日5問ずつ解けば約2カ月で修了できます!
診療報酬請求事務能力認定試験 受験対策と予想問題集(医学通信社)
260ページ、2,420円(税込)
診療報酬請求事務能力認定試験を受験するためには必携の1冊。
直近の過去5回分(第46回~第50回試験問題)の学科100問、実技10問、オリジナル予想問題(学科60問、実技6問)から構成されています。
「別冊付録のレセプト作成マニュアル集もとっても便利!」と評判です。
とにかく基礎が固まったら、ひたすらこの問題集を解きまくりましょう。
最初のうちは試験時間の3時間以内に解き終わることは難しいでしょうが、繰り返し繰り返し辛抱強く取り組みましょう。
そして、直近過去1回分または2回分の問題は試験直前まで解かずに置いておき、試験直前に予行演習をするようにしましょう。
最新 医事関連法の完全知識(医学通信社)
443ページ、3,520円(税込)
学科試験対策用のテキストです。
学科試験は、問1~問4の4問は医療関連法規や療養担当規則等、診療報酬算定以外の分野からの出題で、問5~問20の16問は、診療報酬算定に関する出題となっています。
問5~問20の16問は、診療点数早見表(医学通信社)を駆使することで解答を導き出すことが可能です。
しかし、問1~問4の4問は診療報酬算定以外の分野から出題されるため、診療点数早見表(医学通信社)ではカバーできない知識が必要になります。
この4問の正答率を上げたい方は、この本を入手しておくとよいでしょう。
ここまで独学で診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジする方のためにおすすめのテキストをご紹介してきましたが、「独学でホントに合格できるかなぁ~。」と不安な方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は「診療報酬請求事務能力認定試験」対策講座の受講も考えてみましょう。
分からないポイントをすぐに質問できたり、就職のサポートが受けられたり、独学にはないメリットもたくさんあります。