医師事務作業補助者の資格取得を目指せる通学講座を徹底比較!
【最終更新日:2019年12月4日】
医師の事務作業をサポートする医師事務作業補助者のお仕事。
医師に代わってカルテなどの入力をしたり、診断書などの文書作成をしたりと専門的な知識とスキルが要求されます。
今回は、そんな医師事務作業補助者に必要とされる知識とスキルが学べる通学講座を徹底比較してみました。
医師事務作業補助者の通学講座の受講をお考えの方はぜひ参考にしてみてください!
ニチイ学館
ニチイ学館は、「メディカルドクターズクラーク講座」を開講しています。
一般コースと経験者コースの2コースに分かれています。
一般コースは、全く初めて医療について学ぶ方向けで「医療事務講座」と「医師事務作業補助者講座」が合体したカリキュラムになっています。
一方、経験者コースは、医療事務講座の修了者または医療事務職として6ヵ月以上の医療事務経験者向けで「医師事務作業補助者講座」のみを学習します。
資格試験は、公益社団法人全日本病院協会と一般財団法人日本医療教育財団の共催により実施される「医師事務作業補助技能認定試験」に対応しています。
試験に合格すると、「ドクターズクラーク」の称号(資格)が与えられます。
「ドクターズクラーク」は、診療録や各種診断書・証明書・処方せん等の医療文書作成業務等、医師事務作業補助職として必要な基礎的知識・技能を有していることを証明になります。
受講修了後には就職サポートを受けることができます。
全国約8,300件の医療機関と契約しているニチイ学館では、修了生一人ひとりの適正や条件に合った就業先を紹介してくれます(就職が100%保証される訳ではありません)。
カリキュラムは以下の通りとなっています。
課程 | カリキュラム |
医療事務課程 |
【通学】 (約3ヶ月・52.5時間) |
医師事務作業補助課程 |
【自宅学習】 (1ヵ月間・18時間)
【通学】 (約1.5ヶ月・20時間) |
各コースの詳細は以下の通りです。
一般コース
医療事務課程を通学(約3ヶ月・52.5時間)で学び、医師事務作業補助課程を通信(1ヵ月間・18時間)+ 通学(約1.5ヶ月・20時間)で学びます。
メディカルクラーク(医療事務の資格)とドクターズクラーク(医師事務作業補助者の資格)の2資格を取得可能です。
一般コース | |
取得可能な資格 |
ドクターズクラーク(医師事務作業補助者の資格) メディカルクラーク(医療事務の資格) |
標準学習期間 | 5.5 ヶ月 |
受講料(税込) |
113,837円(通常価格:175,134円) ※ 受講料35%OFFキャンペーン実施中座(~2020年3月31日) ※ 分割払い可。 |
期間延長 | 受講開始 ~ 修了後 1 年以内であれば、無料で何度でも講義を聴講できます。 |
備考 | 教育訓練給付制度対象講座 |
経験者コース
医療事務講座受講経験者または医療事務職経験者(6ヶ月以上)対象で、医師事務作業補助課程のみを学びます。
経験者コース (医療事務資格取得者・医療事務経験者向け) | |
取得可能な資格 | ドクターズクラーク |
標準学習期間 | 2.5ヶ月 |
受講料(税込) |
93,500円 ※ 分割払い可 |
期間延長 | 受講開始 ~ 修了後 1 年以内であれば、無料で何度でも講義を聴講できます。 |
備考 |
⇒ メディカルドクターズクラーク講座(ニチイ学館)についてさらに詳しく
ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーは、「ドクターズ医療クラーク講座」を開講しています。
ニチイ学館の講座と同様に一般コース(全く初めて医療について学ぶ方向け)と経験者コース(医療事務講座の修了者または医療事務職として6ヵ月以上の業務経験者向け)に分かれています。
資格試験は、NPO法人全国医療福祉教育協会が実施する「医師事務作業補助者実務能力認定試験」に対応しています(試験合格で得られる称号は特に無し)。
「医師事務作業補助者実務能力認定試験」は、医師事務作業補助者に必要な、医療関連法規、医学知識、個人情報保護法、医療用語、文書作成、電子カルテ等に関する知識、および文書作成能力が審査されます。
受講修了後にはジョブカウンセラーによる就職・転職サポートがありますし、グループ会社のヒューマンリソシア(総合人材サービス会社)から仕事の紹介を受けることもできます。
カリキュラムは以下の通りです。
ブロック | カリキュラム |
基礎 | 医療関連法規(医療法、医師法、保健師助産師看護師法 etc.)、医療機関の組織等 |
医療保険制度(医療保険の概要、医療保険の給付、長寿医療制度、公費負担医療制度、介護保険制度) | |
個人情報保護法(個人情報保護法の基本的な概念、医療機関における個人情報のガイドライン) | |
接遇とマナー(人間関係とコミュニケーション) | |
上級 | 医師事務作業補助者の必要性、体制加算 ・医師事務作業補助体制のねらい ・医師事務作業補助者の役割分担 ・医師事務作業補助研修 |
医学知識・薬学・検査、医療用語 | |
医学知識、薬理学の基礎 | |
診療記録・安全管理 ・診療録の定義 ・入院診療記録(医学記録・看護記録) ・外来診療録・退院サマリー(例) ・説明と同意(例) ・診療録の価値・問題点・変化 ・問題志向型診療録 ・IC(インフォームド・コンセントと記録) |
|
文書作成の必要性 | |
各種文書、伝票、同意書、証明書Ⅰ | |
電子カルテ | |
代行入力 |
各コースの詳細は以下の通りです。
通常コース
未経験者向けのコース。42時間(180分×14回 / 42時間)の受講で医師事務作業補助者のスキルを身に付けることができます。
ドクターズ医療クラーク養成講座(医師事務作業補助者養成) | |
標準学習期間 | 3ケ月~ (180分×14回 / 42時間) |
受講料(税込) |
165,800円(入学金33,000円、受講料132,800円) ※ テキスト代が別途必要。 ※ 教育ローンによる分割払い可能。 |
備考 |
上級コース
現場経験6ヶ月以上、医療事務資格取得者向けのコースです(180分×10回 / 30時間)。
カリキュラムの中の「基礎」ブロックは学習しません。
ドクターズ医療クラーク養成講座 上級 | |
標準学習期間 | 2 ケ月~ (180分×10回 / 30時間) |
受講料(税込) |
99,900円(入学金11,000円、受講料88,990円 ) ※ テキスト代が別途必要。 ※ 教育ローンによる分割払い可能 |
備考 |
⇒ ドクターズ医療クラーク講座(ヒューマンアカデミー)についてさらに詳しく
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「医師事務作業補助者の資格取得を目指せる通学講座を徹底比較!」についてお伝えしました。
医師事務作業補助者の通学講座の受講をお考えの方はぜひ参考にしてみてください!
なお、医師事務作業補助者の資格取得を目指せる通信講座に関しては以下の記事にまとめております。