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調剤薬局事務の仕事内容とは?

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病院・診療所や歯科医院の医療事務と並んで女性に人気のある調剤薬局事務のお仕事。

 

ですが、正確に調剤薬局事務の仕事内容について理解されている方は少ないのではないでしょうか?

 

そこで今回は調剤薬局事務の仕事内容についてまとめてみました。

 

 

①患者さんの受付

 

処方箋と保険証を預かり、保険証の情報や処方箋の期限などを確認します。

 

特に事務スタッフは一番最初に患者さんと接するので、良い印象を与えるように細心の注意が必要になります。

 

その他にもお薬手帳を持参しているか(患者さんの自己負担額が変わる)、ジェネリック医薬品を希望するか、などを確認します。

 

新患の場合

 

初めて来局する患者さんの場合には病院のカルテにあたる薬歴簿を新たに作成します。

 

患者さんの氏名、住所、生年月日、連絡先のほか、現在服用している薬がないか、薬品の副作用が出たことがないか、大きな病気をしたことがないかなどの必要事項を確認します。

 

必要事項の確認はアンケート形式で患者さんに記入してもらうのが一般的です。

 

再来の場合

 

再来の患者さんの場合には薬歴簿に基づきながら、保険証に変更がないかどうかを確認します。

 

変更になっている場合は保険証を提示してもらいます。

 

特に高齢者や乳幼児の患者さんでは公費負担医療の地域による取り扱いの違いなどから、自己負担割合が変更になることが多いため、まめに保険証を確認することが必要です。

 

受付が済むと、処方箋やアンケートを基に薬剤師による飲み合わせの確認や患者さんの体質に合っているかどうかのチェックが行われます。

 

②処方箋の情報を入力する

 

薬剤師さんが調剤を終えた後、渡された処方箋の内容をレセプトコンピュータ(通称:レセコン)と呼ばれる専用のパソコンに入力していきます。

 

※ レセプトコンピュータ・・・・・レセプト(調剤報酬明細書)を作成するためのソフトがインストールされているパソコンのこと

 

薬品は同じ商品名であっても、規格が違えば効能や金額が違ったものになってしまうため、入力の際には細心の注意が求められます。

 

また、正確な調剤報酬の算定のために加算される金額などにも注意する必要があります。

 

現在では処方箋に印字されているQRコードバーコードリーダーで読み込んで入力をすることも出来るようになったため、間違いは格段に減りました。

 

しかし、調剤薬局事務の仕事の中でも最も重要な仕事の1つと言えます。

 

③薬歴簿の記入

 

薬剤師による服薬指導が終わると、処方箋に基づいて薬歴簿に処方内容を記入します。

 

薬歴簿に記入されたデータによって、薬剤師が患者さんの来局のつど、薬の効能や飲み合わせの確認を行うことになります。

 

記入後、処方内容に従って調剤報酬を算定し、患者さんの自己負担額の精算を行います。

 

④レセプト(調剤報酬明細書)作成業務

 

日本には国民皆保険という制度があり、国民全員が何かしらの公的医療保険に加入しています。

 

ですから、私たちは保険証を提示すれば窓口負担が1~3割で済むんですね(保険診療を受けた場合)。

 

調剤薬局は患者さんが窓口で支払った以外の7~9割の調剤報酬を患者さんが加入する公的医療保険に請求しないといけません。

 

この公的医療保険に残りの調剤報酬を請求する業務がレセプト業務(調剤報酬請求業務)です。

 

レセプト(調剤報酬明細書)は月末で締めて月初に作成し、月初の5~10日までに審査支払機関に提出しなければいけません。

 

ですから、月末月初の忙しさは医療事務に共通するものです。

 

これはゴールデンウイークであろうと年末年始であろうと関係ありません。

 

レセプト業務は調剤薬局の収入の大部分を占める調剤報酬を請求する作業となりますので、ある程度仕事に慣れたベテランにならないと任されない場合もあるようです。

 

⑤医薬品の検品・入庫

 

薬局では、患者さんにお渡しする医薬品が欠品しないよう、毎日のように医薬品を発注します。 


そして、医薬品の問屋さんが毎日のように医薬品を届けて(納品)くれます。

 

その医薬品がちゃんと注文通り届いているかなど検品し、棚や倉庫に入庫します。

 

⑥医薬品の発注

 

その日に消費した医薬品を発注します。

 

薬剤師さんがくれるメモをもとに、パソコンを使って発注処理をしていきます。

 

薬局によっては薬剤師さんが医薬品の発注を行うところもあるようです。

 

⑦薬剤師さんの補助

 

特定の患者さんへの薬の宅配や患者さんに薬を渡すときの袋詰め作業など、薬剤師さんの補助の仕事もあります。

 

⑧その他雑務等

 

その他にも備品の補充、電話応対、薬局内の清掃等も調剤薬局事務の仕事になります。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

今回は「調剤薬局事務の仕事内容」についてお伝えしました。

 

調剤薬局事務の仕事は経験を積めば、全国どこの調剤薬局でも応用が利く仕事だと言えます。

 

また、ライフスタイルに合わせて柔軟に働き方を変えられるといったメリットもあります。

 

そんな魅力溢れる調剤薬局事務の仕事にあなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

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