診療報酬請求事務能力認定試験は独学で合格できる?
「診療報酬請求事務能力認定試験に独学で合格したい!」という方は多いでしょう。
ですが、診療報酬請求事務能力認定試験といえば、医療事務の資格試験の中で最も難易度が高い試験として知られています。
本当に独学で合格することは可能なのでしょうか?
今回は、「診療報酬請求事務能力認定試験は独学で合格できるのか?」についてお伝えします。
診療報酬請求事務能力認定試験は独学で合格できる?
結論から言いますと十分可能だと思います。
診療報酬請求事務能力認定試験は、最もメジャーな医療事務の資格試験なので、試験対策のテキストや問題集などが比較的容易に入手できます。
市販の教材を繰り返し、繰り返し学習することで合格レベルの学力をつけることは十分可能でしょう。
ですが、全く初めて医療事務について学ぶ方は、分からない単語が多すぎたり、ちょっとした言葉の意味を飲み込むのにも苦労したりで相当苦労されるでしょう。
全く初めて医療事務について学習される方は1年ぐらいの期間をかけて合格を目指されるのが良いのではないでしょうか?
1日の学習時間と学習期間は?
どれぐらいの学習期間で合格できるかの1つの目安として通信講座の標準学習期間が参考になります。
通信講座「たのまな」には診療報酬請求事務能力認定試験の対策講座が2コースあります。
1つが医療事務を初めて勉強する方向けのコース でもう1つが学習経験者(ある程度医療事務の知識がある方)向けのコース です。
医療事務を初めて勉強する方向けのコースの標準学習期間は9ヵ月(最初の6ヵ月は1日30~40分、残りの3ヵ月は1日2~3時間の学習時間)で
学習経験者(ある程度医療事務の知識がある方)の標準学習期間は3ヵ月(1日2~3時間の学習時間)です。
※ 1日の学習時間については「たのまな」に問い合わせ済み。
通信講座は合格に向けてのエッセンスがギュッと詰まっていますし、学習中の分からない点を講師にメールなどで質問できるサポート体制が整っています。
市販の教材を買い揃えて“完全”独学する場合はこういったサポートがありませんので、たのまな通信講座の標準学習期間よりも多くの学習時間が必要になるかもしれません。
どんな教材で学習すべきか?
代表的なテキスト&問題集をご紹介したいと思います。
学習方法は最初にテキストを3回程度読んで、後はひたすら過去問&予想問題集に取り組む(5回程度)のが良いでしょう。
試験直前には試験本番を意識した実践練習(試験時間の3時間に問題を解く練習)を繰り返しましょう。
テキスト
● ひとりで学べる診療報酬請求事務能力認定試験テキスト&問題集(ナツメ社)
2,200円+税
テキスト代わりに使用するのがお勧めの教材です。
初心者でも分かりやすいように、用語についても丁寧な解説がされています。
ですが、問題集としては圧倒的に問題数が足りないので、この一冊だけでは難しいと思います。
● 医療事務[診療報酬請求事務能力認定試験(医科)]合格テキスト&問題集(日本能率協会マネジメントセンター )
2,300円+税
テキスト代わりに使用するのがお勧めの教材です。
● 医療事務練習問題集(一ツ橋書店)1,728円
診療報酬請求事務(医科)について、医療保険制度、医療関係法規、そしてとくに診療報酬の練習問題の充実とレセプト作成の練習問題と丁寧な解説に努めた基礎力養成書です。
● 診療点数早見表(医学通信社)4,500円+税
診療報酬請求事務能力認定試験の合格には外せない1冊です。
いかに素早く正確に使いこなせるかが試験合格のカギを握ります。
過去問をとにかく繰り返し、診療点数早見表のどこにどういった内容が載っているのか知ることが最も大切です。
診療点数早見表の「内容を覚える」よりも、「どこに何が書いてあるか」、その場所を頭にいれる必要があります。
場所を頭に入れるには、とにかく点数表を根気強くめくりまくるしかありません。
問題集
● 診療報酬請求事務能力認定試験 受験対策と予想問題集(医学通信社)
2,200円+税(2017年【後期版】 )
テキストで基礎知識がある程度身についたら、ひたすら過去問です。
直近の過去6回分(学科120問、実技12問)、オリジナル予想問題(学科60問,実技6問)が掲載されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「診療報酬請求事務能力認定試験は独学で合格できる? 」についてお伝えしました。
診療報酬請求事務能力認定試験は難易度が高い試験なので、独学で合格を目指す方は相応の覚悟で学習に取り組みましょう!