クリニックで働く医療事務のメリット・デメリットとは?
クリニックの医療事務の仕事に興味があり、「クリニックの医療事務のメリット・デメリットは何だろう?」と気になっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、「クリニックで働く医療事務のメリット・デメリット」をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
クリニックで働く医療事務のメリット
まずはクリニックで働く医療事務のメリットについてお伝えします。
全国どこでも転職しやすい
全国どこでも転職しやすいのは最大のメリットです。
医療事務の仕事は受付、会計、レセプト業務など、どのクリニックであってもやることは同じです。
そのため、万一、勤務先が変わっても前職で得た知識・スキルを応用することができます。
クリニックは日本全国にあるので、家族の転勤などで転居した場合でも比較的仕事を見つけやすいと言えます。
年齢よりも経験・スキル
小さな個人クリニックなどは、未経験の若い人より経験が豊富で患者さんへの対応に慣れている方を求める傾向にあります。
年齢を重ねても働く意欲があれば、続けやすい仕事だと言えるでしょう。
一通りの業務を経験できる
大学病院などの大きな病院では業務が細分化されており、受付担当者は受付だけ、会計担当者は会計だけといった分業制が敷かれている場合が多いです。
その点、クリニックはスタッフの人数が限られるので、一通り全ての業務(患者さん対応、レセプト入力、会計、レセプト点検 etc.)を経験することができます。
医療事務としての総合力を付けたい方には適しているでしょう。
働き方が選べる
子供が小さい方は午前診療のみ、夫の帰宅が遅い方は午後診療のみなど、働き方が自由に選択できます。
ただし、このような融通を効かせられるのは経験と実力のある方だけです。
未経験から入職した方がいきなりご自身の都合に合わせて働くというのは難しいです。
学歴は関係ない
大学病院などの大きな病院では大卒以上の学歴を求められる場合がありますが、クリニックは学歴不問としているところが多いです。
待遇面でも学歴による差は少ないと言えます。
失職の危険が少ない
医療機関は民間企業と違って、潰れる心配が少ないです。
万一、勤めているクリニックが閉院してしまっても、経験と実力があれば、次の勤務先も比較的見つけやすいと言えます。
医師、スタッフ、患者さんとの距離が近い
これはメリットにもない、デメリットにもなります。
人間関係が良ければ病院よりもずっと働き易く、同じクリニックに何十年も勤めている方も結構いらっしゃるようです。
人付き合いがあまり得意ではない、人と一定の距離を保ちたいという方はクリニックには向かないかもしれません。
病院に比べ休日が多い
病院は月8日休みのところが多いようですが、クリニックは週休2日制のところが多いようです。
それにクリニックはほとんど残業のないところもあります。
クリニックで働く医療事務のデメリット
続いて、クリニックで働く医療事務のデメリットについてお伝えします。
仕事量が多い
医療事務の一通りの業務(受付、会計、レセプト業務 etc.)を経験できるというメリットがある反面、仕事量が多くなる傾向があります。
クリニックでは医療事務本来の業務に加え、様々な雑用が発生します。
クリニックの医療事務スタッフの仕事は『医療行為以外の全て』が仕事になります。
仕事を丁寧に教えてもらえない
クリニックは最小人数で仕事をこなしているところが多いです。
そのため、未経験から入職した場合、仕事を懇切丁寧に一から教えてもらうことはできないようです。
ですから、未経験からクリニックに入職する際は医療事務の資格を取得するなど、あらかじめ医療事務の基本を勉強しておくのが良いでしょう。
給料が安い
医療事務職は総じて給料が安い傾向にあります。
「仕事内容と給料が釣り合っていないなぁ~」と感じる方も多いようです。
ですが、病院よりも良い場合もあります。
休みが取りにくい
規模が小さいクリニックは、最低限の人数で仕事を回していることが多いです。
そのため、「何があっても休めない」というプレッシャーの中で働いている方も多いようです。
健康管理には特に注意する必要があるでしょう。
人間関係が難しいクリニックもある
人間関係に恵まれれば、長く勤められるというメリットがある反面、人間関係が悪い職場では仕事を続けていくのが難しくなります。
医師、看護師、事務同士など色々な関係性があります。
例えば医師によってクリニックの雰囲気も変わります。
経験者でないと雇ってもらえない
医療事務は覚えることが多いので、基本的なことは理解していて当然というところがあります。
それに医師は医療事務のことをよく分かっていないことが多いので、事務関連は医療事務に任せたいという気持ちがあるように思います。
そのため経験者しか雇わないところがあります。
病院に比べて整備されていない面がある
福利厚生、職員への対応、システムなど、病院に比べて整備されていないクリニックも多いようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「クリニックで働く医療事務のメリットとデメリット」についてお伝えしました。
クリニックの医療事務職に興味がある方はぜひ参考にしてみてください!
クリニックで働く医療事務の大変なところをまとめてみた!
「家の近所でクリニックの求人が出ているけど、クリニックの医療事務って大変なのかな?」と気になっている方はいませんか?
医療事務の職場として病院、クリニックが真っ先に思い浮かびますが、実は病院とクリニックでは仕事内容や大変さは全く異なります。
そこで今回は、「クリニックで働く医療事務の大変なところ」をまとめてみました。
クリニックで医療事務の仕事をしてみたい方はぜひ参考にしてください!
人間関係が大変
まず、クリニックは女性ばかりの職場です。
院長先生を除いてスタッフ全員が女性ということもありますし、院長先生が女性の場合はスタッフ全員が女性の場合があります。
そのためか、人間関係があまり良くない職場も多いようです。
それに院長先生や院長夫人との相性も働くうえでは大切なポイントでしょう。
面接や職場見学の時に医療事務スタッフがいきいき働いているか、院長先生や院長夫人との接し方はどうかなど気を付けて観察してみると良いでしょう。
人が少なくて大変
基本的にクリニックは最小限の人数で運営を行っているところが多いです。
そのため、新人の医療事務スタッフが入職してきても、懇切丁寧に一から教えるという余裕がないクリニックが大半です。
未経験で働き始める際は相当な覚悟が必要になるでしょう。
「無資格・未経験OK」という条件での入職でも医療事務の資格取得に向けた勉強を始めておくのが得策でしょう。
また、急用・急病などで休みを取りにくいといった面もあるでしょう。
仕事が多くて大変
医療事務には受付、会計、レセプト業務、カルテの管理(紙カルテ使用の場合)など、様々な業務があります。
大きな病院ではこれらの業務を分業で行っているケースが多いですが、クリニックの場合はこれらの業務を1人で全て行います。
そのうえ、複数の業務を同時進行で行わなければならないケースもあります。
それに加えてクリニックの医療事務スタッフには様々な雑用が加わってきます。
例えば、院内の掃除、院長先生のお使い、汚物の処理、看護助手など・・・。
まさに医療行為以外の全ての業務が医療事務の仕事になります。
医療事務としての総合力を付けるうえでは良いですが、負担が大きい職場と言えるでしょう。
常に見られていて大変
クリニックで働く医療事務スタッフの“主戦場”は受付窓口です。
常に人から見られているので、常に緊張感を保ち続けなければなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「クリニックで働く医療事務の大変なところ」をまとめてみました。
同じ医療事務といっても、病院とクリニックでは業務内容が大きく異なります。
医療事務を目指すのであれば、クリニックと病院のどちらがご自身に合っているのかよく考えたうえで決めるようにしましょう。
医療事務はクリニックと病院で違いがあるの?ガチで調べてみた!
「医療事務の仕事に興味があるけど、医療事務の仕事はクリニックと病院で違いがあるの?」と疑問をお持ちの方はいませんか?
実は同じ医療事務でもクリニックと病院では仕事内容が大きく違ったりします。
そこで今回は、「クリニックと病院での医療事務の違い」について詳しくお伝えします。
クリニックと病院の違い
クリニックと病院の違いについてご存じでしょうか?
まずは、クリニックと病院の違いについて改めておさらいしておきましょう。
クリニック |
病床(入院に必要なベッド)の数が19床以下または病床が全く無い医療施設のことを言います。 他に診療所や医院という言い方をする場合があります。 |
病院 | 病床が20以上ある医療施設のことを言います。 |
医療事務の仕事内容
次に医療事務の仕事内容についても簡単に押さえておきましょう。
外来患者へのサービス業務 | 外来患者の初診、再診、予約などの受付と会計を行う業務です。 |
入院患者へのサービス業務 |
入院患者のお世話をする業務です。入院施設の無いクリニックにはありません。 具体的には入院用カルテを発行し、外来用のカルテやレントゲンフィルムなどを揃えて入院の準備をします。 他に患者さんに入院診療費の説明を行ったりします。 |
レセプト業務 |
保険診療で患者の自己負担分以外の診療費を保険者(市町村 etc.)に請求する業務です。 医療機関の経営に関わる大事な業務です。 |
秘書業務 |
大きな病院では秘書業務があります。 仕事内容はスケジュール管理や電話の応対などのほかにデータの整理や資料の作成など様々です。 一般企業の秘書と違い、医療事務の仕事を理解しておく必要があります。 |
その他の業務 | カルテの管理、オペレータ業務(患者の情報や診察データのコンピュータ入力)、未収金の回収 etc. |
医療事務の仕事内容については下記の記事で詳しくご紹介しておりますので、併せてご覧ください。
クリニックと病院での医療事務の違い
クリニックと病院での医療事務の違いを端的に言うと、クリニックでは『何でも屋』、病院では『スペシャリスト』でしょうか。
クリニックの医療事務スタッフの仕事は医療行為以外の全てと言っても過言ではありません。
受付、会計、レセプト業務、カルテ管理といった医療事務特有の業務から院内清掃、その他雑務まで、医療行為以外の何でもです。
一方、病院の医療事務は分業制が敷かれていて、受付であれば受付だけ、会計であれば会計だけといった具合に1つの業務を専門にこなすケースが多いです。
ですが、病院の中でも、受付 ⇒ 会計 ⇒ レセプト業務 ⇒ オペレータ業務といった具合に一定期間ごとに業務内容を変えるローテーション制が組まれているところもあります。
続いて、クリニックの医療事務と病院の医療事務、それぞれのメリットとデメリットについても詳しくお伝えしたいと思います。
病院で働く医療事務のメリット・デメリット
病院の正社員は新卒や第二新卒での募集が多く、中途採用の募集は滅多に出ません。
万一、募集が出たとしても非常に難関で狭き門となります。
ですので、もし中途採用で病院で働くとしたら派遣や請負としての働き方になるでしょう。
メリット
● 職員が多いので、教えてくれる人がたくさんいる。
● ローテーション制が組まれていれば、様々な経験を積むことができる。
● 仕事が分担されているので、ミスが起こりにくく、責任の所在もはっきりしている。
● 業務が細分化されているので、配属部署や担当業務によっては残業も少ない場合がある。
● 職員が多いので正当な理由があれば休みが取りやすい。
● 産休・育休が取りやすい。
● 給与待遇・福利厚生が良い。派遣・請負の場合は所属会社の規定に準ずる。
デメリット
● 派遣・委託に医事業務を任せている場合が多く、正職員求人枠は少なく、かなり難関。
● レセプト・請求業務担当になると、残業や休日出勤等がある。
● 専門性を磨ける反面、転職を強いられる場合に就業先を見つけるのに困難な場合がある(自分がやってきた業務に空きが無い)。
● 請負の場合は給与が安い。
クリニックで働く医療事務のメリット・デメリット
クリニックで働く医療事務スタッフはオールラウンドプレーヤーとして何でもできる必要があります。
医療事務としての一通りの業務を経験することができるので、転職を強いられる際にも経験とスキルを次のクリニックで応用しやすいというメリットがあります。
一方、福利厚生や仕事の進め方などの点では病院に遅れを取る場合もあるようです。
メリット
● 休日が多い。
● 一通りの流れを全部経験することができる。
● 人間関係を上手にやれば、付き合う幅が狭くて済む。
● 経営者である医師と直接関わりがあるので、融通を効かせやすい。
● 万一、転職する場合は次の仕事が見つかりやすい(クリニックでの経験が評価されやすい)。
● ほとんど残業のないクリニックもある。
デメリット
● 少人数の中でやっていくので、馴染めない方はツラい。
● 少人数のスタッフで運営しているクリニックが多いので、急用・急病で休みにくい。
● 何でも屋になってしまう。医療事務の業務以外に掃除、雑用等。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「クリニックと病院での医療事務の違い」について詳しくお伝えしました。
同じ医療事務でも病院、クリニックで様々な違いがあることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
ご自分にはどちらの医療事務が向いているのかよく考えたうえで決めるのが良いでしょう。
要チェック!医療事務のメリット・デメリット総ざらい
どんな仕事にもメリットとデメリットがあります。
例えば、プロ野球選手なら、メリットは「成功すれば高給を稼ぐことができる」こと。デメリットは「結果を出さなければ、すぐにクビを宣告される」こと。
同じように医療事務にもメリットとデメリットがあります。
今回は、医療事務の仕事に興味をお持ちの方に向けて「医療事務のメリットとデメリット」をお伝えしたいと思います。
医療事務のメリット
まずはメリットからです。医療事務として働くうえで下記のようなメリットがあります。
メリット① 人の役に立てる
チーム医療の一員として人のお役に立てることを実感できます。
医師・看護師・薬剤師などのように医療行為はできませんが、医療事務スタッフも医療機関の中で大変重要な役割を果たしています。
というのも、医療スタッフが医療行為に専念できるように裏方仕事を一手に引き受けるのが医療事務スタッフだからです。
受付、会計、診療報酬請求業務、カルテ管理、外来クラーク、病棟クラーク、医療秘書など、どれ1つが欠けても、医療機関は正常に機能しません。
間接的ではありますが、医療事務スタッフも立派に医療に貢献していると言えるでしょう。
メリット② 求人数が多い
正社員・派遣・パートなど働き方にこだわりがないのであれば、求人数は多いと言えます。
経験とスキルがあれば、日本全国どこでも職場を見つけることが可能です。
メリット③ 経験があれば、いくつになっても働ける
石の上にも3年。
医療事務を3年程度経験すると、一通りの仕事ができるようになります。
そうすると、病院や薬局、クリニックだけでなく保険者や審査支払機関、医療事務講座の講師など、選べる職種もぐっと増え、条件も良くなっていきます。
他の事務系職種と違い、若さより経験が優先されるので経験さえ積めば、年齢を重ねても長く勤めることができます。
メリット④ 医学的知識が得られる
病気や薬に詳しくなるので、自分が病気になった時、治療方法が分かる場合があります。
また、子育て中の方はお子さんが病気になった時、医療事務で得た知識がいろいろ役に立ちます。
メリット⑤ 安定している
医療機関は潰れることが少ないので、安定していると言えます。
また、経験とスキルが上がれば、仮に勤務先の医療機関が潰れても新しい職場を見つけるのは難しくないでしょう。
「基本給はあまり高くないですが、毎年ボーナスがしっかり出るので職業的には安定していると思います。」という方もいらっしゃいます。
医療事務のデメリット
メリットがあれば、デメリットもあるということでここからは医療事務のデメリットをご紹介していきます。
デメリット① 勉強が大変
診療報酬請求に医療保険の知識が必要になりますが、この医療保険制度が変わることもあります。
それに診療報酬は2年ごとに改正されるため、新点数を覚えなければなりません。
また、新しい薬剤を使用する場合も、薬効などを覚えなければなりません。
医療事務は勉強することがたくさんあります。
ですが、勉強が苦にならない人はデメリットにはならないかもしれません。
デメリット② 人が休んでいる時に休めない
レセプト業務に携わっている医療事務スタッフは月末月初が大変忙しくなります。
そのため、残業が深夜に及ぶ場合があります。
レセプト業務は正月であろうが、ゴールデンウィークであろうが関係ありませんので、年末・年始、ゴールデンウィークにゆっくり休むことができません。
デメリット③ 下に見られることがある
医療機関で働く方々は医師・看護師・薬剤師・放射線技師等、ほとんどが有資格者です。
そのため、学歴も資格も必要がない医療事務スタッフは下に見られることがあります。
デメリット④ 給料が安い
一般的に医療事務スタッフの給料は高給とは言えません。
「仕事内容と賃金が釣り合ってないなぁ~。」と感じる方も多いようです。
デメリット⑤ 病気をもらうことがある
職場の性質上、患者さんから病気を移されてしまうことがあります。
インフルエンザが流行している時などは患者さんから移されてしまうことがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「医療事務のメリットとデメリット」をお伝えしました。
「医療事務になりたい!」と思ったでしょうか?それとも、「医療事務はやめておこう!」と思ったでしょうか?
どんな仕事にもメリットとデメリットがあります。
デメリットよりもメリットの方が上回るのであれば、医療事務の仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
医療事務の辛いこと、大変なこと、まとめてみた!
医療事務の仕事に興味をお持ちの方の中には「医療事務の辛いところ、大変なところってどんなところだろう?」と気になっている方もいらっしゃるでしょう。
どんな仕事にも辛いこと、大変なことがあるのは当然のことですが、医療事務に特有のこともあるようです。
そこで今回は「医療事務の辛いこと、大変なこと」をまとめてみました。
医療事務の仕事に就きたいと考えている方はぜひ参考にしてください!
職場の人間関係
「職場の人間関係が辛い・・・」という話しはよく聞く話しですが、医療事務は事情が少し違います。
それは、医療事務は『女性ばかりの職場』が多いということです。
病院なら男性の医療事務もいますが、クリニックの場合はほぼ女性だけです。
人間関係が良い職場もありますが、人間関係が悪い職場も多いと聞きます。
さらにお局タイプの方がいて、機嫌を損ねないように気を遣うのが疲れるというケースもあるようです。
患者さんからのクレーム
「診療費が高い!」、「待ち時間が長い!」といったクレームを医療事務スタッフにぶつけてくる患者さんがいます。
中には理不尽なクレームの場合もあります。
対応を誤ってしまうと、火に油を注ぐ結果となり、収拾が大変になります。
自分に非がある場合は致し方ないにせよ、そうでない場合は「辛い」と感じることでしょう。
覚えることが多い
医療事務の業務範囲は広いうえに深いので覚えることがたくさんあります。
医療事務の仕事を10年続けていても「こんな算定方法もあったんだぁ~」というような新たな発見が日々あると言います。
それに入って3年くらいまでは勉強、勉強の日々が続きます。
そのため、「辛いなぁ~、大変だなぁ~」と感じる方も多いようです。
給料が安い
「仕事内容とお給料がつり合ってないなぁ~」と感じる方も多いようです。
忙しい医療機関だとその傾向は顕著です。
ですが、中には年収500万円以上を稼ぐ“カリスマ”医療事務の方もいらっしゃるようです。
勤務時間が長い
勤務時間が朝は8時頃~、夜は19時頃までという医療機関が多いです。
そうすると必然的に帰宅時間も遅くなります。
患者さんが多い日には21時頃に帰宅・・・なんていう医療機関もあるようです。
レセプト点検での残業
月末からレセプト提出日まで残業が続く場合があります。
ひたすら点数表と照らし合わせながらレセプトに間違いがないか確かめる作業で精神的に辛いと話す方も多いです。
夜遅くまでの残業なのに次の日は通常通りの出勤で睡眠不足、疲労、イライラを感じる方もいらっしゃいます。
風邪などの病気をもらってしまう
職場が医療機関なので、病気をもらってしまうこともあると言います。
特に冬で風邪が流行している時期は風邪が移ってしまうことがあるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「医療事務の辛いところ、大変なところ」についてお伝えしました。
医療事務は女性に人気でやりがいのある魅力的な職業ですが、仕事である以上、辛いことや大変なことは当然あります。
医療事務講座の宣伝文句のような魅力的な一面ばかりではないことも知っておきましょう。
医療事務のやりがいや魅力は以下の記事にまとめておりますので、併せてご覧ください。
医療事務の資格試験の内容を大調査!あなたが受験すべき試験は?
【最終更新日:2018年10月5日】
「医療事務の資格を取得したいけど、試験ってどんな内容なのかな?」と気になっている方はいませんか?
医療事務の資格試験は学科試験、実技試験の2本立てという共通点がありますが、試験によって内容、難易度、合格基準などは異なっています。
そこで今回は、主要な医療事務資格試験の内容について調べてみました。
どの資格試験を受験するかお悩み中の方はぜひ参考にしてみてください!
医療事務技能審査試験(医科)
医療事務技能審査試験(医科)は、最も受験者数が多い医療事務の資格試験と言われており、平成27年度は約24,000人の方が受験しました。
40年以上の歴史があり、最もスタンダードな(医療事務の)資格試験と言われています。
試験合格者には、メディカルクラーク(医科)の称号が与えられます。
実技試験 I ・II および学科試験の各々の得点率が70%以上で合格です。
合格率は非公表ですが、50%前後だと推定されます。
試験は、実技Ⅰ問題(50分) ⇒ 学科問題(60分) ⇒ 実技Ⅱ問題(70分)の順に3種類の試験が休憩なしにぶっ続けで行われます。
それぞれの試験内容は以下の通りです。
実技Ⅰ | 出題数 | 2問 |
試験時間 | 50分 | |
試験内容 |
窓口や電話での患者対応について(記述式)。 患者さんから問い合わせがあった場合などにどのように対応するか、400字程度の文章で答えます。 |
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学科 | 出題数 | 25問 |
試験時間 | 60分 | |
試験内容 |
3つの選択肢の中から正しいものを選ぶ問題。 医療保険制度、公費負担医療制度、診療報酬算定の問題など幅広い分野から出題されます。 |
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実技Ⅱ | 出題数 | 4問 |
試験時間 | 70分 | |
試験内容 |
診療報酬明細書(レセプト)点検。 4枚のカルテをもとにそれぞれ作成されたレセプト4枚を突き合わせし、誤りを訂正します。 |
診療報酬請求事務能力認定試験(医科)
診療報酬請求事務能力認定試験(医科)は、数ある医療事務の資格試験の中で最も難易度が高い試験です。
試験合格者に与えられる称号(「~クラーク」、「~士」etc.)は特にありません。
多くの医療事務資格試験の合格率が50~60%であるのに対し、診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の平均合格率は約30%となっています。
合格率が低い理由は、「実技試験が手書きによるレセプト(診療報酬明細書)作成であること」、「実技試験の合格基準が高めに設定されていること」の2点が挙げられます。
手書きでのレセプト(診療報酬明細書)作成という難易度が高い試験でありながら、合格基準が80点以上(100点満点)と高く設定されています。
試験は実技試験の他に学科試験も課されます。学科試験の合格基準は60点以上(100点満点)です。
※ 合格基準は各回ごとに異なります。
試験時間は学科・実技合わせて3時間となっており、時間配分は受験者に任されています。
ですから、学科を○分、レセプト作成(外来)を○分、レセプト作成(入院)を○分といった具合にペース配分に気をつけないと時間切れになってしまう恐れがあります。
試験内容は以下の通りです。
学科試験 | 出題数 | 20問 |
試験時間 | 学科試験と実技試験合わせて3時間 | |
試験内容 |
1問に4つの文章が記述されており、5つの選択肢(例:a 1 , 2 b 2 , 3 c 1 , 3 , 4 d 1~4のすべて e 4のみ)の中から正しい答えを抽出する。 |
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実技試験 | 出題数 | 2問(外来1問と入院1問) |
試験時間 | 学科試験と実技試験合わせて3時間 | |
試験内容 | 診療録(カルテ)から手書きで診療報酬明細書(レセプト)を作成します。 |
⇒ 診療報酬請求事務能力認定試験(医科)のさらに詳しい情報はこちら
医療事務管理士 技能認定試験(医科)
医療事務管理士 技能認定試験(医科)は、㈱技能認定振興協会が実施する試験です。
試験合格者には医療事務管理士(医科)の称号が与えられます。
医療事務技能審査試験(医科)、診療報酬請求事務能力認定試験(医科)と並んで代表的な医療事務の資格試験です。
合格率は約50%と難し過ぎず易し過ぎない試験です。
試験の実施団体(技能認定振興協会)によると、資格取得には450~500時間(1日2~3時間の学習を約半年間)の学習が必要とのことです。
試験は学科試験が1時間、実技試験が3時間とかなり長丁場となっております。
試験内容は以下のようになっています。
学科試験 | 出題数 | 10問 |
試験時間 | 1時間 | |
試験内容 |
択一式です。 法規(医療保険制度・後期高齢者医療制度・公費負担医療制度等についての知識)、保健請求事務(診療報酬点数の算定方法・診療報酬明細書の作成・医療用語等についての知識)、医学一般(各臓器の組織・構造・生理機能 ・傷病の種類等についての知識)から出題されます。 「5つの文章の中から正しいものを選べ」、「5つの文章の中で正しいのはどれとどれか」、「Ⅰ群の各番号に関連するものをⅡ群から選べ」など、バリエーションに富んだ出題がされます。 |
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実技試験 | 出題数 | 3問(レセプト点検 1問、レセプト作成:外来 1問・入院 1問)) |
試験時間 | 3時間 | |
試験内容 |
レセプト点検(レセプトの誤りを正す) レセプト作成(カルテを読み取り、レセプトを作成する) |
⇒ 医療事務管理士 技能認定試験(医科)のさらに詳しい情報はこちら
医科2級医療事務実務能力認定試験
医科2級医療事務実務能力認定試験は、NPO法人 全国医療福祉教育協会が実施する試験です。
受験資格は無いので、どなたでも受験できます。
診療報酬明細書(レセプト)作成技能を含む診療報酬に関する知識、医療関連法規に関する知識を客観的に判断される試験です。
試験合格者に与えられる称号(「~クラーク」、「~士」etc.)は特にありません。
学科試験、実技試験合わせて2時間の試験で時間配分は受験者に任されています。
原則として、正答率6割以上で合格で、合格率は60~80%です。
試験内容は以下の通りです。
学科試験 | 出題数 | 20問(医療関連法規に関する知識:10問、診療報酬請求に関する知識:10問) |
試験時間 | 学科試験と実技試験合わせて2時間 | |
試験内容 |
択一式です。 4つの文章の中から誤っている文章を1つ選び出します。 |
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実技試験 | 出題数 | 2問(レセプト作成:外来 1問、入院 1問) |
試験時間 | 学科試験と実技試験合わせて2時間 | |
試験内容 |
レセプト作成(外来)は、 平均的な外来診療例(在宅医療を含む)から、診療報酬明細書(レセプト)を作成します。 レセプト作成(入院)は、 平均的な入院診療例から、診療報酬明細書(レセプト)を作成します。 |
⇒ 医科2級医療事務実務能力認定試験のさらに詳しい情報はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「医療事務の資格試験の内容を大調査!」についてお伝えしました。
各資格試験ごとに出題内容、難易度などが異なることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
各試験とも3~6ヵ月の学習期間をかけて合格を目指すことになりますので、どの資格試験を受験するかは慎重に検討したうえで決めるようにしましょう。
誰も書かなかった「日本医療事務協会の資格の秘密」とは?
【最終更新日:2018年2月2日】
日本医療事務協会の医療事務講座の受講をお考えの方の中には「日本医療事務協会で取得できる資格って何だろう?」という方もいらっしゃるでしょう。
実は日本医療事務協会で取得できる医療事務の資格は他の医療事務資格とは決定的に異なる特徴があります。
そこで今回は、「日本医療事務協会の資格の秘密」についてお伝えしたいと思います。
日本医療事務協会とは
日本医療事務協会(JMCA)とは、株式会社日本教育クリエイトが運営する医療事務スタッフ養成の学校です。
協会と聞くと、「何か公益性が高い団体なのかな?」と思ってしまいますが、日本医療事務協会は民間の株式会社が設立した学校なんです。
運営母体の株式会社日本教育クリエイトは、医療事務講座の運営以外に病院への医療事務スタッフの人材派遣・紹介・委託業務なども行っています。
ですから、日本医療事務協会の医療事務講座を修了した方は医療事務の就業先の紹介を受けられるわけですね。
日本医療事務協会で取得できる医療事務の資格は?
日本医療事務協会が実施する医療事務の資格試験が「医療事務検定試験」です。
試験自体は受験資格がありませんので、どなたでも受験できます。
試験に合格すること得られる称号(「~クラーク」、「~士」etc.)は特にありません。
この「医療事務検定試験」は他の医療事務の資格試験とは決定的に異なる特徴を持っています。
それは、実技試験にレセプト(診療報酬明細書)にまつわる問題が出題されないことです。
医療事務の資格試験と言えば、学科試験で医療事務に必要な知識(医療保険制度 etc.)の問題が出題され、実技試験でレセプト作成またはレセプト点検の問題が出題されるケースが大半です。
ですが、日本医療事務協会の「医療事務検定試験」では実技試験で会計(窓口での患者の自己負担分の費用の徴収)に関する問題が出題されます。
この点が平均合格率 88.1 %(平成28年度)という高い合格率に繋がっていると思われます。
つまり、難易度が低いんです。
「医療事務検定試験」の実技試験でレセプトにまつわる問題が出題されない理由は、『未経験からの就業で、いきなり要職のレセプト業務を任されることは無い』という考えからだと思います。
未経験からの就業ではまず、受付や会計などを任されることが多いです。
ですから、受付や会計で必要とされる知識やスキルが出題されるのでしょう。
日本医療事務協会の「医療事務検定試験」資格の取得を目指すのであれば、その点を踏まえておく必要があります。
医療事務検定試験の概要
資格概要 | 医療事務全般の基本的な知識と技術を有しているかを審査する試験。 |
受験資格 |
特になし 医療事務の基本的な算定知識を有する方であれば、どなたでも受験可能。 |
試験日程 | 毎月第4日曜日 |
試験内容 |
■ 学科試験・・・正誤問題 20問、文章問題 5問(穴埋め形式) ■ 実技試験・・・会計欄作成 計2問(外来、入院各1問) |
試験時間 | 2時間 |
試験場所 |
全国各地 (開催日により異なる。) ※ 再試験の場合は在宅試験 |
受験料 | 7,560 円 (税込) |
合格発表 |
試験日の約 2週間後に郵送で通知 ※ 合格基準は非公表 |
主催団体 |
日本医療事務協会 東京都新宿区西新宿 1-23-7 新宿ファーストウエスト7F 電話 03-3349-6011 E-Mail:info@japanmc.jp |
備考 | 会場受験・自宅受験いずれも、教材・資料の持ち込み・閲覧可。 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「誰も書かなかった!日本医療事務協会の資格の秘密とは?」についてお伝えしました。
多くの医療事務の資格試験では「レセプト」が大きなウェートを占めています。
ですが、日本医療事務協会の資格試験ではレセプトに関する出題はありません。
そのため、難易度は低く、取得しやすい医療事務資格と言えるでしょう。
日本医療事務協会の医療事務講座(通学)では、「医療事務検定試験」資格を最短8日間の通学で取得可能です。
興味のある方は下記の記事をご覧ください!