診療報酬請求事務能力認定試験とメディカルクラークの違いとは?
これから医療事務の資格を取得しようと思っている方の中には「診療報酬請求事務能力認定試験とメディカルクラークの違いって何だろう?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
どちらも医療事務の資格には間違いはありませんが、資格の主旨や取得の難易度、業界での認知度などには大きな違いがあります。
そこで今回は「診療報酬請求事務能力認定試験とメディカルクラークの違い」について詳しくお伝えします。
※ 診療報酬請求事務能力認定試験とメディカルクラークには医科と歯科に分かれていますが、医科での比較になります。
診療報酬請求事務能力認定試験とメディカルクラークの違いとは?
診療報酬請求事務能力認定試験とメディカルクラークの違いには以下のようなことが挙げられます。
① 主催団体が違う
「診療報酬請求事務能力認定試験」は公益財団法人日本医療保険事務協会が認定する資格で「メディカルクラーク」は一般財団法人日本医療教育財団が認定する資格です。
② 難易度が違う
「診療報酬請求事務能力認定試験」の合格率は30%前後です(医療事務の資格試験の中で最も合格率が低い)。
一方、「メディカルクラーク」(医療事務技能審査試験)の合格率は、50~60%と言われています(試験の実施団体は合格率を公表していない)。
特に「診療報酬請求事務能力認定試験」は、出題範囲が広く、問題の難易度が格段に高いと言われています。
実際問題、医療事務の実務に既に就いている方でも試験勉強を始める際は「相当難しい・・・。」という実感を持つようです。
③ 試験の出題形式が違う
「診療報酬請求事務能力認定試験」「メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)」ともに学科試験と実技試験が課されます。
筆記試験はどちらの試験も択一式ですが、実技試験は出題形式が少し異なります。
「診療報酬請求事務能力認定試験」の実技試験は手書きのレセプト作成(外来と入院)が1問ずつ出題されます。
特に入院のレセプト作成問題は、難解と言われています。
一方、「メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)」は、実技試験Ⅰ(患者接遇の記述式問題)と実技試験Ⅱ(レセプト点検問題 4問)が出題されます。
実技試験Ⅱ(レセプト点検問題)は、4枚のカルテをもとにそれぞれ作成されたレセプト4枚を突き合わせし、誤りを訂正するという内容です。
④ 認知度・評価が違う
「診療報酬請求事務能力認定試験」は認知度が高く、医療機関からも高い評価を受けています。
それが証拠に「診療報酬請求事務能力認定試験」の合格者に資格給を支給している医療機関もあります。
それに診療報酬請求事務能力認定試験の合格者は就職試験でも有利になるケースがあるようです。
一方、「メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)」は50年近くの歴史があり、医療事務資格の中でメジャー資格の1つですが、診療報酬請求事務能力認定試験ほどの認知度・評価はありません。
⑤ 受験方法が違う
「診療報酬請求事務能力認定試験」は会場試験ですが、「メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)」は在宅試験です。
「メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)」は、自宅で受験して試験翌日までに答案用紙を試験の実施団体(日本医療教育財団)に郵送で返送します。
診療報酬請求事務能力認定試験(医科)に関して
診療報酬請求事務能力認定試験は、内閣府認定の公益財団法人日本医療保険事務協会が年2回(7月・12月)実施する試験です(平成6年~)。
試験に合格することで認定証が授与されますが、「~士」、「~クラーク」といった称号が与えられるわけではありません。
診療報酬請求事務能力認定試験のことを“公的資格”と紹介しているメディアもありますが、民間資格です。
それは主催している団体が公的と認められているだけで試験自体が公的と認められているわけではないからです。
とはいえ、医療事務の資格試験の中では最も難易度が高いことが知られています(過去50回行われた試験の平均合格率は30.1%)。
【診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の合格率の推移】
実施回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
50回(2019年7月) | 3,947 名 | 1,374 名 | 34.8 % |
49回(2018年12月) | 6,119 名 | 1,738 名 | 28.4 % |
48回(2018年7月) | 3,894 名 | 1,618 名 | 41.6 % |
47回(2017年12月) | 7,019 名 | 2,152 名 | 30.7 % |
46回(2017年7月) | 4,688 名 | 1,479 名 | 31.5 % |
45回(2016年12月) | 7,232 名 | 2,840 名 | 39.3 % |
44回(2016年7月) | 4,581 名 | 1,339 名 | 29.2 % |
43回(2015年12月) | 8,038 名 | 3,107 名 | 38.7 % |
42回(2015年7月) | 5,529 名 | 1,845 名 | 33.4 % |
41回(2014年12月) | 8,130 名 | 2.608 名 | 32.1 % |
40回(2014年7月) | 5,665 名 | 1,670 名 | 29.5 % |
39回(2013年12月) | 9,391 名 | 2,903 名 | 30.9 % |
38回(2013年7月) | 6,733 名 | 2,201 名 | 32.7 % |
37回(2012年12月) | 9,289 名 | 3,096 名 | 33.3 % |
36回(2012年7月) | 6,339 名 | 1,885 名 | 29.7 % |
35回(2011年12月) | 10,521 名 | 2,916 名 | 27.7 % |
34回(2011年7月) | 7,561 名 | 2,071 名 | 27.4 % |
33回(2010年12月) | 10,316 名 | 2,763 名 | 26.8 % |
そのため、この試験の合格者には資格手当を付与している医療機関もあり、就職試験で有利になる場合があります。
この資格試験が生まれた趣旨は、“診療報酬請求事務に従事する者の資質の向上を図るため”です。
つまり、既に医療事務の職業に就いている方のスキルの向上を図るためです。
ですから、全く初めて医療事務を学ぶ方には少し敷居が高い資格試験と言えるでしょう。
実際に受験者の70%以上が再受験者と言われるほどです。
試験は学科試験(5者択一式計20問)と実技試験(手書きでレセプト作成:外来1問、入院1問)に分かれており、合計3時間です。
学科試験○分、実技試験○分と明確に決まっていないので、時間配分に気を付けて問題を解いていく必要があります。
医療事務の中で最もメジャーな資格試験なので、市販のテキストや問題集が一番入手しやすいので独学で合格を目指すこともできますが、かなりの気合と根性が必要でしょう。
この試験の対策講座には、たのまな 、ヒューマンアカデミー、フォーサイト 、アビバ(通学)などがあります。
【診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の概要】
資格概要 | 診療報酬請求事務に従事する者の資質の向上を図るため、 公益財団法人日本医療保険事務協会が実施する 全国一斉統一試験。 |
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 毎年2回 (7月と12月の日曜日または祝日) |
試験内容 |
■ 学科試験・・・・・計20問(5者択一式) ■ 実技試験・・・ ・・診療録(カルテ)から手書き方式で診療報酬明細書(レセプト)を作成する試験。 ※ 外来から1問と入院から1問の計2問 |
出題範囲 |
■ 学科試験 ① 医療保険 制度等・公費負担医療制度の概要 ② 保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識 ③ 診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識 ④ 医療用語及び医学・薬学の基 礎知識 ⑤ 医療関係法規の基礎知識 ⑥ 介護保険制度の概要 ■ 実技試験 診療報酬請求事務についての実技 |
時間 | 3時間 |
試験場所 | 札幌市、仙台市 、さいたま市、千葉市、東京都、横浜市、新潟市、金沢市、静岡市、名古屋市、大阪府、岡山市 、広島市、高松市、福岡市、熊本市、那覇市 |
受験料 | 9,000円(税込) |
合格発表 | 試験月 の翌々月末までに、全受験者に文書で通知。 |
合格基準 |
合格基準は、その都度異なります(その時の試験の難易度によって変動)。 下記は第50回の合格基準です。
■ 学科試験・・・・・70点以上 (100点満点)
■ 実技試験・・・・・75点以上(100点満点)
※ 実技試験は、解答された項目のうち正解した項目に応じてあらかじめ素点を算出し、得点が 100点満点となるよう換算して採点されます。 |
主催団体 |
公益財団法人 日本医療保険事務 協会 〒101-0047 東京都千代田区内神田 2-5-3 児谷ビル 電話 03(3252)3811(代) FAX 03(3252)2233 |
備考 | 試験会場への診療報酬 点数表、その他の資料の持ち込みは自由。 |
メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)に関して
医療事務技能審査試験は、一般財団法人日本医療教育財団が年12回(毎月)実施する試験です。
試験は1974(昭和49)年から実施されており、年間受験者数も多く、メジャーな資格の1つです。
試験に合格すると、メディカルクラークの称号(資格)が与えられます。
合格率は非公表ですが、50~60%だと推定されます。診療報酬請求事務能力認定試験よりは難易度は低いと言えます。
診療報酬請求事務能力認定試験が既に医療事務の職業に就いている方向けの資格試験であるのに対して医療事務管理士は、これから医療事務の職業に就こうとしている方向けの資格であると言えます。
試験は学科試験(択一式計25問)と実技試験Ⅰ(患者接遇)、実技試験Ⅱ(レセプト点検 4問)に分かれており、合計3時間です。
時間は、学科試験が60分、実技試験Ⅰが50分、実技試験Ⅱが70分と明確に決まっています。
この試験に対応している講座は、ニチイ学館です。
受験資格が特に設けられていませんので、独学で取得を目指すことも可能です。
【医療事務管理士 技能認定試験(医科)の概要】
資格概要 | 医療事務業務に従事する者の知識および技能の程度を審査し、証明することにより、医療事務職の職業能力の向上と、社会的経済地位の向上に資することを目的として実施。 |
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 年12回 (毎月) |
試験内容 |
■ 学科・・・・・医療事務知識 筆記(択一式) 25問(60分) ■ 実技 I ・・・・・患者接遇 筆記(記述式) 2問(50分) ■ 実技 II ・・・・・診療報酬請求事務 明細書点検 4問(70分) |
出題範囲 |
■ 学科 ① 医療保険制度 ■ 実技Ⅰ コミュニケーション(医事課患者応対) ■ 実技Ⅱ 診療報酬請求事務・・・医科診療報酬明細書(出来高請求)の点検 |
時間 | 3時間 |
試験場所 | 在宅試験 |
受験料 | 7,500円(税込) |
合格発表 |
試験日から約1ヵ月後に郵送で通知。 ※ 実技試験 I ・II および学科試験の各々の得点率が70%以上で合格。 |
主催団体 |
一般財団法人日本医療教育財団 〒101-0064 東京都千代田区猿楽町 2-2-10 TEL:03-3294-6624(代) FAX:03-3294-1787 |
備考 | 試験はテキストの持ち込み自由。 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「診療報酬請求事務能力認定試験とメディカルクラークの違い」についてお伝えしました。
診療報酬請求事務能力認定試験とメディカルクラークの違いを端的に言うと、以下のようなことが言えると思います。
・診療報酬請求事務能力認定試験は、既に医療事務の仕事に就いている方がスキルアップのために取得する資格
・メディカルクラークは、これから医療事務の仕事に就こうとする方がチャレンジするのに向いている入門資格
これから医療事務の資格を取得しようという方はまずは「メディカルクラーク」にチャレンジし、ステップアップで診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジするのが良いのではないでしょうか。
ニチイは診療報酬請求事務能力認定試験に対応してる?
ニチイの医療事務講座の受講をお考えの方の中には「ニチイの医療事務講座は診療報酬請求事務能力認定試験に対応しているのかな?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回はニチイの医療事務講座が診療報酬請求事務能力認定試験に対応しているのかどうかをリサーチしてみました。
ニチイの医療事務講座は「メディカルクラーク」資格に対応!
結論から申しますと、ニチイの医療事務講座は「診療報酬請求事務能力認定試験」に対応しておりません。
ニチイの医療事務講座は「メディカルクラーク」資格に対応しています。
ですから、ニチイの医療事務講座を受講して、診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジするのは難しいです。
「診療報酬請求事務能力認定試験」と「メディカルクラーク」の違いとは?
では、「診療報酬請求事務能力認定試験」と「メディカルクラーク」の違いとは何なのでしょうか?
「診療報酬請求事務能力認定試験」と「メディカルクラーク」の違いを端的に言うと
●「メディカルクラーク」資格は、これから医療事務の職に就こうと考えている方が取得すべき資格
●「診療報酬請求事務能力認定試験」資格は、既に医療事務の職に就いている方がステップアップやキャリアアップのために取得すべき資格
ということが言えると思います。
ですから、「これから医療事務の職に就こう!」とお考えの方は、まず「メディカルクラーク」の学習をし、「診療報酬請求事務能力認定試験」は医療事務の職に就いてからチャレンジすると良いでしょう。
初学者が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すことは可能?
これから医療事務の職に就こうと考えている方の中には「初学者がいきなり診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジすることは可能?」という方もいらっしゃるでしょう。
結論から申しますと、「初学者がいきなり診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すことはじゅうぶん可能!」です。
ですが、医療事務の基本を着実に身につけてから診療報酬請求事務能力認定試験の対策に移行することが得策です。
初学者(医療事務を初めて学ぶ方)がいきなり診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指す場合は、やはり対応講座の受講が早道でしょう。
ヒューマンアカデミー(通学講座)では、初学者が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せる「医療事務講座(医科)+受験対策コース」を設置しています。
「医療事務講座(医科)+受験対策コース」では、医療事務の基本の「き」からスタートし、着実に診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せるカリキュラムが組まれています。
また、たのまな(通信講座) やフォーサイト(通信講座) でも初学者(医療事務を初めて学ぶ方)が診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指せるコースを設置しています。
初学者が独学で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すのは無理?
診療報酬請求事務能力認定試験は、受験資格が無い試験なので、初学者が独学で合格を目指すことはもちろん可能です。
ですが、診療報酬請求事務能力認定試験の対応講座を受講するよりも多くの時間がかかってしまうことを覚悟すべきでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「ニチイは診療報酬請求事務能力認定試験に対応してる?」かについてお伝えしました。
ニチイの医療事務講座は、診療報酬請求事務能力認定試験に対応しておらず、メディカルクラーク資格に対応した講座になります。
メディカルクラーク資格は、医療事務の入門的資格で診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジする前に取得すべき資格であると言えます。
診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指すのであれば、メディカルクラーク資格をまず取得し、医療事務の基礎を身につけてから診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジされるのが良いのではないでしょうか?
診療報酬請求事務能力認定試験のおすすめテキスト・独学で合格を目指す方必見!
【最終更新日:2019年11月27日】
「診療報酬請求事務能力認定試験に独学でチャレンジしたいけど、どのテキストで学んだらいいのかな?」とお悩みではないですか?
そこで、今回は独学で診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジする方におすすめのテキストをご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
➡ 学習経験者・医療事務の実務に就いている方におすすめのテキストはこちら!
初学者の方におすすめのテキスト
「全く医療事務を学んだことがない方」「医療事務の実務に就いたことがない方」がいきなり診療報酬請求事務能力認定試験のテキスト・問題集に取り組むのには無理があります。
それは、足し算・引き算を知らない小学生がいきなり掛け算にチャレンジするようなもの。
なぜなら、診療報酬請求事務能力認定試験のテキスト・問題集は、「ある程度、医療事務や診療報酬算定の知識がある」読者を想定して作られているからです。
診療報酬請求事務能認定試験では、基礎知識として医療事務の専門用語・法規・点数表の解釈が求められます。
そのため、初学者がいきなり診療報酬請求事務能力認定試験のテキスト・問題集に取り掛かると、“ちんぷんかんぷん”で早々に挫折することになりかねません。
そこで、初学者の方はまず、医療事務の基礎の基礎を勉強するところから始めましょう。
医療事務の基礎の基礎を身につけるうえで有効なのが、診療報酬請求事務能力認定試験よりも難易度が低い医療事務資格の勉強をすること。
おすすめの資格は、「医科2級医療事務実務能力認定試験」です。
※ 「医科2級医療事務実務能力認定試験」について詳しく知りたい方はこちら
この資格をおすすめする理由としては
①難易度が低い(合格率が60~80%)
②診療報酬請求事務能力認定試験と同様に実技試験で手書きのレセプト作成(外来・入院)が課される
③試験対策用のテキスト・問題集が容易に入手できる
の3点が挙げられます。
「医科2級医療事務実務能力認定試験」は、試験の実施団体(全国医療福祉教育協会)から公式テキストと推奨書籍が紹介されていますので、ご紹介しておきます。
【公式テキスト】
初級者のための医療事務BASIC問題集(医学通信社) 2,200円(税込)
【推奨書籍】
診療点数早見表(医学通信社)4,950円(税込)
レセプト作成テキストブック(社会保険研究所)3,740円(税込)
保険診療基本法令テキストブック(社会保険研究所)2,310円(税込)
図解 からだのしくみ大全(永岡書店)1,650円(税込)
「いやいや診療報酬請求事務能力認定試験の勉強をする前に別の資格試験の勉強なんて出来ないよ!」という方は、以下のテキストをまず始めに勉強しましょう!
386ページ、2,640円(税込)
「診療報酬の仕組みが、分かりやすい文章と図解でとてもよく分かる!」と評判の書です。
初学者が医療や保険診療のしくみを理解するのに適していると言えるでしょう。
初学者の方は、最低限このテキストを学習してから診療報酬請求事務能力認定試験対策用のテキスト・問題集に進みましょう!
学習経験者・医療事務の実務に就いている方におすすめのテキスト
ここからは
●医療事務の基礎が身についている方
●医療事務の勉強をしたことがある方
●他の医療事務資格を既に取得している方
●既に医療事務の実務に就いている方
などにおすすめのテキストをご紹介していきます。
基礎知識として医療事務の専門用語・法規・点数表の解釈がある程度分かる方はここからスタートしてもOKです。
診療点数早見表(医学通信社)
1740ページ、4,950円
診療報酬請求事務能力認定試験を受験するためには必携の1冊。
学科試験の大半はこの本を調べることで答えを導き出す作業ですし、実技試験でも活躍します。
毎年新たな情報を加えて刊行されていますので、試験を受ける時点で必要な情報が掲載されたものを入手するようにしましょう。
診療報酬・完全攻略マニュアル(医学通信社)
451ページ、3,080円(税込)
「実技(手書きレセプト)を初めて作る時はこれが分かりやすかったです!」と評判の書。
診療報酬請求事務能力認定試験の実技試験では外来と入院の手書きレセプト作成が課されます。
そこで、手書きレセプトの作成方法をこの本でじっくり学びましょう。
知らないキーワードが数多く登場し、挫折しかけるかもしれませんが、とにかく最初から最後まで読み込んでいきましょう。
診療報酬請求事務の基礎中の基礎がここに書かれてます。
診療報酬・完全マスタードリル(医学通信社)
131ページ、1,320円(税込)
こちらは上記の「診療報酬・完全攻略マニュアル」(医学通信社)に取り組む時間がない方向けのテキストです。
本のタイトルの前に「初級者のための」と銘打っているため、初学者やレセプト実務が未経験の方向けです。
各診療料ごとに1学科問題、2点数算定問題。3レセプト記載問題、4レセプト完成問題の4階層で構成されています。
知識とノウハウが段階的かつ着実にマスターでき、1日5問ずつ解けば約2カ月で修了できます!
診療報酬請求事務能力認定試験 受験対策と予想問題集(医学通信社)
260ページ、2,420円(税込)
診療報酬請求事務能力認定試験を受験するためには必携の1冊。
直近の過去5回分(第46回~第50回試験問題)の学科100問、実技10問、オリジナル予想問題(学科60問、実技6問)から構成されています。
「別冊付録のレセプト作成マニュアル集もとっても便利!」と評判です。
とにかく基礎が固まったら、ひたすらこの問題集を解きまくりましょう。
最初のうちは試験時間の3時間以内に解き終わることは難しいでしょうが、繰り返し繰り返し辛抱強く取り組みましょう。
そして、直近過去1回分または2回分の問題は試験直前まで解かずに置いておき、試験直前に予行演習をするようにしましょう。
最新 医事関連法の完全知識(医学通信社)
443ページ、3,520円(税込)
学科試験対策用のテキストです。
学科試験は、問1~問4の4問は医療関連法規や療養担当規則等、診療報酬算定以外の分野からの出題で、問5~問20の16問は、診療報酬算定に関する出題となっています。
問5~問20の16問は、診療点数早見表(医学通信社)を駆使することで解答を導き出すことが可能です。
しかし、問1~問4の4問は診療報酬算定以外の分野から出題されるため、診療点数早見表(医学通信社)ではカバーできない知識が必要になります。
この4問の正答率を上げたい方は、この本を入手しておくとよいでしょう。
ここまで独学で診療報酬請求事務能力認定試験にチャレンジする方のためにおすすめのテキストをご紹介してきましたが、「独学でホントに合格できるかなぁ~。」と不安な方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は「診療報酬請求事務能力認定試験」対策講座の受講も考えてみましょう。
分からないポイントをすぐに質問できたり、就職のサポートが受けられたり、独学にはないメリットもたくさんあります。
診療報酬請求事務能力認定試験の合格率(全50回)を徹底調査
医療事務の資格試験の最高峰「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」の合格率が気になっていませんか?
そこで今回は、過去50回実施された「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」の合格率を徹底調査してみました。
受験をお考えの方はぜひ参考にしてみてください!
診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の合格率
「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」は、平成6(1994)年から実施されており、現在(2019年11月時点)までに50回実施されています。
合計384,246名の方が受験されていて、115,558名の方が合格しています。
全50回の試験の平均合格率は、30.1%です。
下記の表は、過去50回の試験各回の受験者数、合格者数、合格率をまとめたものです(公益財団法人日本医療保険事務協会のWEBサイトより)。
実施回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
50回(2019年7月) | 3,947名 | 1,374名 | 34.8% |
49回(2018年12月) | 6,119名 | 1,738名 | 28.4% |
48回(2018年7月) | 3,894名 | 1,618名 | 41.6% |
47回(2017年12月) | 7,019名 | 2,152名 | 30.7% |
46回(2017年7月) | 4,688名 | 1,479名 | 31.5% |
45回(2016年12月) | 7,232名 | 2,840名 | 39.3% |
44回(2016年7月) | 4,581名 | 1,339名 | 29.2% |
43回(2015年12月) | 8,038名 | 3,107名 | 38.7% |
42回(2015年7月) | 5,529名 | 1,845名 | 33.4% |
41回(2014年12月) | 8,130名 | 2.608名 | 32.1% |
40回(2014年7月) | 5,665名 | 1,670名 | 29.5% |
39回(2013年12月) | 9,391名 | 2,903名 | 30.9% |
38回(2013年7月) | 6,733名 | 2,201名 | 32.7% |
37回(2012年12月) | 9,289名 | 3,096名 | 33.3% |
36回(2012年7月) | 6,339名 | 1,885名 | 29.7% |
35回(2011年12月) | 10,521名 | 2,916名 | 27.7% |
34回(2011年7月) | 7,561名 | 2,071名 | 27.4% |
33回(2010年12月) | 10,316名 | 2,763名 | 26.8% |
32回(2010年7月) | 7,486名 | 1,916名 | 25.6% |
31回(2009年12月) | 9,660名 | 2,600名 | 26.9% |
30回(2009年7月) | 7,553名 | 1,823名 | 24.1% |
29回(2008年12月) | 8,388名 | 2,268名 | 27.0% |
28回(2008年7月) | 5,960名 | 1,554名 | 26.1% |
27回(2007年12月) | 9,482名 | 3,153名 | 33.3% |
26回(2007年7月) | 8,220名 | 2,048名 | 24.9% |
25回(2006年12月) | 10,736名 | 2,986名 | 27.8% |
24回(2006年7月) | 9,126名 | 2,724名 | 29.8% |
23回(2005年12月) | 12,410名 | 3,164名 | 25.5% |
22回(2005年7月) | 9,531名 | 3,400名 | 35.7% |
21回(2004年12月) | 12,998名 | 3,191名 | 24.5% |
20回(2004年7月) | 9,763名 | 2,557名 | 26.2% |
19回(2003年12月) | 11,877名 | 4,205名 | 35.4% |
18回(2003年7月) | 9,762名 | 3,538名 | 36.2% |
17回(2002年12月) | 9,893名 | 2,579名 | 26.1% |
16回(2002年7月) | 8,016名 | 2,236名 | 27.9% |
15回(2001年12月) | 8,659名 | 2,567名 | 29.6% |
14回(2001年7月) | 7,164名 | 2,045名 | 28.5% |
13回(2000年12月) | 7,668名 | 2,175名 | 28.4% |
12回(2000年7月) | 6,752名 | 2,168名 | 32.1% |
11回(1999年12月) | 7,836名 | 2,804名 | 35.8% |
10回(1999年7月) | 7,196名 | 2,389名 | 33.2% |
9回(1998年12月) | 6,693名 | 2,040名 | 30.5% |
8回(1998年7月) | 5,706名 | 1,622名 | 28.4% |
7回(1997年12月) | 5,199名 | 1,663名 | 32.0% |
6回(1997年7月) | 5,477名 | 1,751名 | 32.0% |
5回(1996年12月) | 6,000名 | 1,566名 | 26.1% |
4回(1996年7月) | 4,818名 | 1,665名 | 34.6% |
3回(1995年12月) | 7,311名 | 2,120名 | 29.0% |
2回(1995年7月) | 5,257名 | 1,403名 | 26.7% |
1回(1994年12月) | 6,657名 | 2,033名 | 30.5% |
合計 | 384,246名 | 115,558名 | 30.1% |
鹿児島県で医療事務の資格を取得できる講座を徹底比較【最新版】
【最終更新日:2021年9月1日】
鹿児島県で医療事務の資格取得を目指せる講座を徹底比較しています。
取得できる資格、カリキュラムの特徴、受講料、サポート体制などを一覧で比較できます。
2021年4月現在、鹿児島県内では、ニチイ学館、ヒューマンアカデミー、資格スクール大栄の3講座で医療事務の資格取得を目指せます。
ニチイ学館
ニチイ学館の医療事務講座は、鹿児島県では以下の3教室で開講されています(2021年4月現在)。
鹿児島教室 | 鹿児島県鹿児島市西千石町1-32 Wビルディング西千石町4F(地図) |
鹿屋第一教室 | 鹿児島県鹿屋市寿7-4-38(地図) |
国分教室 | 鹿児島県霧島市国分野口東6-20 サンライズビル3F(地図) |
ニチイ学館の医療事務講座では、「メディカルクラーク(医科)」の資格取得を目指せます。
「メディカルクラーク(医科)」は、年間受験者約2万人の「医療事務技能審査試験(医科)」の合格者に与えられる資格(称号)です。
医療事務資格の中ではメジャーな資格の1つで、診療報酬請求事務業務や窓口業務など医療事務職として求められる能力を備えている証明となる資格です。
ニチイ学館の医療事務講座では、約3ヵ月の学習で「メディカルクラーク(医科)」の取得を目指していきます(最短1.5ヵ月でも可能)。
ニチイ学館の医療事務講座は、45年以上の歴史と修了生75万人以上の実績があり、資格取得から就業までをトータルにサポートしてくれる点に特徴があります。
資格取得後は就業サポートを受け、ニチイの医療事務スタッフとして就業のチャンスがあります(現在、全国約8,000件の医療機関で約45,000人のニチイスタッフが活躍中)。
常勤で働きたい方は未経験の方でも積極的に正社員として採用したり、パート勤務でも一定期間継続して働いた方は無期雇用とするなど、安心して長く働ける環境づくりが進められています。
教育訓練給付制度(一般教育訓練)の対象講座なので、受給対象者の方はお得に受講できます。
取得可能な資格 | メディカルクラーク(医科) |
標準学習期間 | 3 ~ 6 ヶ月(2.5時間×21回=52.5時間) |
受講料(税込) |
55,110円(通常受講料:91,850円 ) ※ 受講料40%OFFキャンペーン実施中(~2021年10月31日)。 ※ 教材費込み、送料無料 ※ 分割払い可。 |
講座の特徴 |
● 医療事務講座45年以上の歴史と修了生75万人以上の実績。 ● 教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座。 ● 資格取得から就業までをトータルサポート。 |
➡ ニチイ学館の医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーの医療事務講座は、鹿児島県では鹿児島校で開講されています(2021年4月現在)。
● 鹿児島校・・・・・鹿児島市西千石町17-3 太陽生命鹿児島第2ビル1階
コロナ渦を受け、ヒューマンアカデミーの医療事務講座は2021年度から教室または自宅どちらでも受講できるようになりました!
授業は、専用スタジオからインターネットで生配信されます(オンラインライブ授業)。
オンラインライブ授業は、その場で講師に質問ができ、受講生同士でもコミュニケーションがとれる双方向の参加型オンライン授業です。
※ オンラインライブ授業を自宅で受講するにはインターネットに繋がったパソコンが必要です。
オンラインライブ授業を教室で受講する場合は、鹿児島校に通学することになります。
出席できなかった授業やもう一度復習したい授業は、録画映像を後から見返すこともできます。
ヒューマンアカデミーの医療事務講座は、「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」の合格者を多数輩出している点が特長です。
平成28年7月度試験の合格者5.2人に1人(合格者1,339人中258名)がヒューマンアカデミーの受講生だったのだそうです。
サポート体制も充実しています。
受講前は「スタートカウンセラー」が、受講中は「専任プロ講師」、「キャリアカウンセラー」があなたをしっかりサポートします。
そして、受講後は就職部・ジョブカウンセラーとヒューマンリソシア(総合人材サービス会社)が就職・転職をサポートします。
ヒューマンアカデミーの医療事務講座は、他の医療事務講座とは違い複数のコースが用意されているので、目的に合わせてコースを選べるのも特長です。
取得可能な資格 |
診療報酬請求事務能力認定試験(医科) 医科2級医療事務実務能力認定試験 2級医療秘書実務能力認定試験 医療事務OA実務能力認定試験 電子カルテオペレーション実務能力認定試験 |
標準学習期間 | 2ヶ月 ~ |
受講料(税込) |
82,610円 ~ ※ テキスト代が別途必要です。 ※ 教育ローンによる分割払い可。 |
講座の特徴 |
● 教室・自宅・国内外どこでも受講OK!一流プロ講師の授業をリアルタイムでライブ配信。 ● 就職内定率が脅威の97.7%! ● 医療事務資格の中で最難関と言われる「診療報酬請求事務能力認定試験」の合格者を多数輩出。 |
➡ ヒューマンアカデミーの医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
資格スクール大栄
資格スクール大栄の医療事務講座は、鹿児島県では鹿児島校で開講されています(2021年4月現在)。
● 鹿児島校・・・・・鹿児島県鹿児島市東千石町1-3 鹿児島第2ビル1F
資格スクール大栄の医療事務講座は、医療事務のメジャー資格「医療事務管理士(医科)」(約50年の歴史がある資格)の取得を目指せます。
医療事務管理士(医科)は、医療保険制度や診療報酬の仕組みを理解し、正確に診療報酬を算定できる事務スタッフであることを証明する資格です。
資格スクール大栄の医療事務講座の大きな特徴は、通学(校舎学習)と通信(自宅学習)を組み合わせたカリキュラム(全39回)である点です。
※ 全カリキュラムの3分の1程度が通学(校舎学習)のようです。
● 自宅学習・・・・・好きな時間に携帯やパソコンから視聴できる映像授業やテキストで基礎知識をインプットします。
● 校舎学習・・・・・アウトプット(演習問題)を校舎で行います。
さらに通学(校舎学習)は、講師のライブ授業を聴講するのではなく、映像授業を個別ブースで聴講する形態です。
通学する校舎の開いている時間でご自身の都合が良い日時を選んで通学する形になります。
【鹿児島校のオープン時間】
月~金:10:00~21:00、土日祝:10:00~18:00
資格取得後は就業サポートを受けることができます。
コロナ渦を受け、2021年度から完全オンラインでも受講できるようになったようです。
取得可能な資格 | 医療事務管理士(医科) |
標準学習期間 | 6ヶ月(全39回) |
受講料(税込) |
105,600円(入学金:22,000円、受講料:83,600円) ※ 教材費込み ※ ローンによる分割払い可 |
講座の特徴 |
● 自宅学習(通信)と校舎学習(通学)を組み合わせた講座です。 ● 2021年度から完全オンラインでも受講可能に! ● 全くの初心者から医療事務のメジャー資格「医療事務管理士(医科)」の合格を目指せます。 ● 約50年にわたり全国の病院・医療機関への医療事務派遣の実績があるソラスト社による就業サポート。 |
➡ 資格スクール大栄の医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、鹿児島県で医療事務の資格取得を目指せる講座を徹底比較してみました。
気になる講座があれば、資料請求するか、説明会に参加してみましょう。
もし、鹿児島県内で希望する講座が見つからない場合は通信講座の受講も考えてみてください。
青森県で医療事務の資格を取得できる講座を徹底比較【最新版】
【最終更新日:2021年9月1日】
青森県で医療事務の資格取得を目指せる2講座を徹底比較しています。
取得できる資格、カリキュラムの特徴、受講料、サポート体制などが一覧で比較できます。
ぜひ参考にしてみてください!
ニチイ学館
ニチイ学館の医療事務講座は、青森県では以下の4教室で開講されています(2021年4月現在)。
青森本町教室 | 青森県青森市本町1-2-15 青森本町第一生命ビルディング2F(地図) |
八戸番町教室 | 青森県八戸市大字番町9-5 協栄八戸番長ビル4F(地図) |
むつ教室 | 青森県むつ市旭町7-47 ニチイケアセンターむつ中央(地図) |
弘前教室 | 青森県弘前市大字表町2-11 アプリーズ4F(地図) |
ニチイ学館の医療事務講座では、「メディカルクラーク(医科)」の資格取得を目指せます。
「メディカルクラーク(医科)」は、年間受験者約2万人の「医療事務技能審査試験(医科)」の合格者に与えられる資格(称号)です。
医療事務資格の中ではメジャーな資格の1つで、診療報酬請求事務業務や窓口業務など医療事務職として求められる能力を備えている証明となる資格です。
ニチイ学館の医療事務講座では、約3ヵ月の学習で「メディカルクラーク(医科)」の取得を目指していきます(最短1.5ヵ月でも可能)。
ニチイ学館の医療事務講座は、45年以上の歴史と修了生75万人以上の実績があり、資格取得から就業までをトータルにサポートしてくれる点に特徴があります。
資格取得後は就業サポートを受け、ニチイの医療事務スタッフとして就業のチャンスがあります(現在、全国約8,000件の医療機関で約43,000人のニチイスタッフが活躍中)。
常勤で働きたい方は未経験の方でも積極的に正社員として採用したり、パート勤務でも一定期間継続して働いた方は無期雇用とするなど、安心して長く働ける環境づくりが進められています。
ニチイ学館の医療事務講座は、教育訓練給付制度(一般教育訓練)の対象講座なので、受給対象者の方はお得に受講できます。
取得可能な資格 | メディカルクラーク(医科) |
標準学習期間 | 3 ~ 6 ヶ月(2.5時間×21回=52.5時間) |
受講料(税込) |
55,110円(通常受講料:91,850円 ) ※ 受講料40%OFFキャンペーン実施中(~2021年10月31日)。 ※ 教材費込み、送料無料 ※ 分割払い可。 |
講座の特徴 |
● 医療事務講座45年以上の歴史と修了生70万人以上の実績。 ● 教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座。 ● 資格取得から就業までをトータルサポート。 |
➡ ニチイ学館の医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
まとめ
青森県で医療事務の資格取得を目指せる講座は2021年4月現在、ニチイ学館でのみ開講されています。
もし、青森県内で希望する講座が見つからない場合は通信講座の受講も考えてみてください。
群馬県で医療事務の資格を取得できる講座を徹底比較【最新版】
【最終更新日:2021年9月1日】
群馬県で医療事務の資格取得を目指せる2講座(2021年4月現在)を徹底比較しています。
教室の所在地、取得できる資格、受講料、講座の特徴、サポート体制などを一覧で比較できます。
ぜひ参考にしてみてください!
ニチイ学館
ニチイ学館の医療事務講座は、群馬県では以下の3教室で開講されています(2021年4月現在)。
高崎教室 | 群馬県高崎市下小鳥町735 ニチイケアセンター高崎(地図) |
前橋教室 | 群馬県前橋市本町2-13-11 前橋センタービル1F(地図) |
伊勢崎教室 | 群馬県伊勢崎市中央町22-5 中央ビル2F(地図) |
ニチイ学館の医療事務講座では、「メディカルクラーク(医科)」の資格取得を目指せます。
「メディカルクラーク(医科)」は、年間受験者約2万人の「医療事務技能審査試験(医科)」の合格者に与えられる資格(称号)です。
医療事務資格の中ではメジャーな資格の1つで、診療報酬請求事務業務や窓口業務など医療事務職として求められる能力を備えている証明となる資格です。
ニチイ学館の医療事務講座では、約3ヵ月の学習で「メディカルクラーク(医科)」の取得を目指していきます(最短1.5ヵ月でも可能)。
ニチイ学館の医療事務講座は、45年以上の歴史と修了生75万人以上の実績があり、資格取得から就業までをトータルにサポートしてくれる点に特徴があります。
資格取得後は就業サポートを受け、ニチイの医療事務スタッフとして就業のチャンスがあります(現在、全国約8,000件の医療機関で約43,000人のニチイスタッフが活躍中)。
常勤で働きたい方は未経験の方でも積極的に正社員として採用したり、パート勤務でも一定期間継続して働いた方は無期雇用とするなど、安心して長く働ける環境づくりが進められています。
ニチイ学館の医療事務講座は、教育訓練給付制度(一般教育訓練)の対象講座なので、受給対象者の方はお得に受講できます。
取得可能な資格 | メディカルクラーク(医科) |
標準学習期間 | 3 ~ 6 ヶ月(2.5時間×21回=52.5時間) |
受講料(税込) |
55,110円(通常受講料:91,850円 ) ※ 受講料40%OFFキャンペーン実施中(~2021年10月31日)。 ※ 教材費込み、送料無料 ※ 分割払い可。 |
講座の特徴 |
● 医療事務講座45年以上の歴史と修了生70万人以上の実績。 ● 教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座。 ● 資格取得から就業までをトータルサポート。 |
➡ ニチイ学館の医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
資格の大原
資格の大原の医療事務講座は、群馬県では高崎校で開講されています(2021年4月現在)。
資格の大原の医療事務講座は、一般財団法人 日本ビジネス技能検定協会が主催する 「医療事務(医科)能力検定試験」(3級~1級)の取得を目指せます。
「医療事務(医科)能力検定試験」は、医療保険の仕組み、治療費の計算方法、診療報酬請求の仕組みなど、医療事務員に必要な専門知識(スキル)を有していることを証明する資格です。
資格の大原の医療事務講座は5つのコースが用意されており、目的に合わせて選ぶことができます。
クリニックへの就職をめざす方には「医療事務3級から学ぶ2級合格コース」が、病院への就職をめざす方には「医療事務3級から学ぶ1級合格コース」がおすすめです。
資格の大原の医療事務講座は、講師のライブ授業を受講するのではなく、個別ブースで映像授業を視聴しながら学習するスタイルです。
高崎校が開いている時間で自分の都合のよい日時に予約して通学する形になります。
【高崎校のオープン時間】
[月火木金]①9:00~12:00 ②12:10~15:10 ③15:20~18:20 ④18:30~21:40
[水土日]①9:00~12:00 ②12:10~15:10 ③15:20~18:20
[祝]休
資格取得後は、大原医療秘書福祉保育専門学校(1・2年制)で毎年多数の学生を就職させているノウハウを活かした就職サポートも受けることができます。
ただし、就職サポートは、医療事務(医科)能力検定試験2級以上に合格している方が対象です。
取得可能な資格 | 医療事務(医科)能力検定試験(3級~1級) |
標準学習期間 |
①医療事務3級合格コース・・・・・1ヵ月 ②医療事務2級合格コース・・・・・2ヵ月 ③医療事務1級合格コース・・・・・3ヵ月 ④医療事務3級から学ぶ2級合格コース・・・・・3ヵ月 ⑤医療事務3級から学ぶ1級合格コース・・・・・5ヵ月 |
受講料(税込) |
①医療事務3級合格コース・・・・・19,300円 ②医療事務2級合格コース・・・・・31,500円 ③医療事務1級合格コース・・・・・56,000円 ④医療事務3級から学ぶ2級合格コース・・・・・46,800円 ⑤医療事務3級から学ぶ1級合格コース・・・・・94,700円 ※ 教材費込み。入学金(6,000円)が別途必要。 ※ 教育ローンによる分割払い可。 |
講座の特徴 |
● 個別ブースで映像授業を視聴しながら学習する「映像通学」です。 ● 希望の就職先に応じて5コースから選べます。 ● 就職サポート、合格サポート制度、自習室開放など、サポート体制が充実しています。 |
➡ 資格の大原の医療事務講座についてさらに詳しく知りたい方はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、群馬県で医療事務の資格取得を目指せる講座を徹底比較してみました。
気になる講座があれば、資料請求するか、説明会に参加してみましょう。
もし、群馬県内で希望する講座が見つからない場合は通信講座の受講も考えてみてください。